【セレッソ】それでもクルピを信じる。その理由。

宮崎キャンプがスタートしましたね。コロナ禍で外国人3人の合流の目途が立ちませんが、トレーニングマッチも組まれ始めて、今シーズンも始まった感が個人的にはしてきてます。

チームがロティーナと契約しない方針を決めて以降、色々とゴタゴタしてきました。まだ消化しきれてない部分もないことはないですが、新たな気持ちでレヴィー・セレッソを応援していこうかな?という気が起こってきています。

そこで今回の記事では、そのクルピ体制について、あくまで前向きに書いて行こうかと思います。

[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]

改めてのクルピのサッカー

改めて、クルピが志向するサッカーについて考えていきたいかと思います。というよりかは、過去のレヴィー・セレッソの振り返り・・・ということになりますね。(吹田時代は、対戦時以外、見たことないです(苦笑))

選手主動のサッカー

クルピと言えば・・・でよく言われることは、

選手の自主性を重んじるサッカー

という事かな?と思っています。まあ、ありきたりですね。

少し悪意を持って、『選手任せのサッカー』と言われることもあります。個人的には極論だと感じますが、あくまで選手主体であることは間違いない。選手の特徴を見て、スタイルを決めているということは言えるのかな?と思います。

この『選手の特徴を見て・・・』と言う部分については、後述します。

あくまで、攻撃的

そして言えることは、あくまで攻撃的なサッカーですよね。

いつだったか、クルピの言葉で、

3試合で、勝ち点3しか取れないとしても、

3分けより1勝2敗が好ましい。

このような趣旨のことを言っていたと記憶してます。点を取られても、点を取りに行く・・・そういう思考の持ち主だと言うことが分かります。

虎穴に入らずんば虎子を得ず』、大きな成果を得るには、大きな危険を冒さないといけない。そんなスタイルなんだとは思います。

石橋を叩いて渡る』というスタイルのロティーナさんとは対極ですよね。(それ故に、振り幅が大きくて、サポーターが不安に思う所(苦笑))

守備には約束事がある

“選手ありき”が先走りしているSNSなんかを見てると、既に忘れられてる?と感じることもあるのですが(苦笑)クルピのサッカーは、攻撃は選手主体で自由なんですが、守備面では細かい約束事があります

どんな約束事?と言われると、セレッソでは8年も前のことなので覚えてません(苦笑)が、過去のクルピ時代を振り返ると、雑誌とかのインタビューでクルピの指導を受けている選手自身が語っていることですので、間違いはないところです。

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クルピ・サッカーの概要はこの辺にして、先に書きました『 選手の特徴を見て、スタイルを決めている』という所を考察していきたいと思います。過去のレヴィー・セレッソで、成績の良かった2010年と2013年を振り返ります。

2010年

この年のレヴィー・セレッソは、印象深い人も多いのではないでしょうかね?この年を振り返ります。

2010年 リーグ成績

この年の成績を改めて見返すと、かなり驚く人も多いと思います。

  • J1 リーグ 3位 (勝ち点:61)
  • 得点:58 (リーグ4位)
  • 失点:32 (リーグ2位)
  • 得失点差+26 (リーグ1位)

得点が多かった事は印象に残っている人も多かったでしょうが、特筆すべきは失点の少なさ。1試合1失点以下に抑えているんですよね。素晴らしい成績です。

1トップ+3シャドー+快速CB

そして、この年にクルピが築き上げたスタイルですが、フォーメーション的には4-2-3-1 という並び。1トップ:アドリアーノを起点に、3シャドー:乾・家長・清武(香川)がかき回すスタイルでした。覚えておられる方もと思います。

そして、もう1つ特筆すべきだったのは、快速CB:茂庭、大海のコンビですよね。攻撃時は両サイドバックも高い位置を取るので、守備にかける人数が2CBだけになったりしてました。でも、茂庭・大海とも足の速いCBで、広大なスペースをその走力でカバーするというスタイル。

攻・守とも『選手の特徴に合わせる』形のスタイルで、見事にまとめ上がった印象がありました。アウェイ湘南戦では、スカパーの実況が『褒め過ぎを承知で言います。バルサのようなサッカーをしている』と実況したのを今でも覚えています。それ位、素晴らしいサッカーをしていました。

2013年

この年も、前年のロンドンオリンピックからの流れで『セレ女』という言葉が出てきた年でしたね~。ユース出身の選手が躍動し、2010年と並んで印象に残っている年でもあります。

[土塔えんじ:いったん、CMです]

2013年 リーグ成績

この年もまた、素晴らしい成績を残しています。

  • J1 リーグ 4位 (勝ち点:59)
  • 得点:53 (リーグ7位)
  • 失点:32 (リーグ3位)
  • 得失点差+21 (リーグ2位)

攻撃ではもっと点を取っている印象でしたが、リーグ7位。曜一朗の活躍が印象的過ぎたのかな(笑)?でも、失点は1試合1失点以下。非常にバランスよくまとまっていた感じですよね。

曜一朗の快速 + 扇原のロングパス

この年で、個人的に印象深かったのは、曜一朗と扇原のコンビ。

曜一朗を語るうえで、テクニック面が全面的に言われますが、スピードも相当速いですよね。元日本代表:栗原勇蔵は対戦するFWに対して、『速さ』『上手さ』『強さ』で分類してたそうですが、曜一朗については『速い』上に『上手い』ので、より『速く』感じたそうです。

そんな曜一朗と相性抜群だったのが、扇原のロングパス。本当に、何にも無いところから、突然、タカのロングパスが曜一朗に通って得点が決まるというシーンを何度も見ました。オフザボールの曜一朗の動きを追うと、タカがボールを持つとDFライン裏を狙う・・というのを繰り返しやってました。

そんな、2人の武器を最大限に活かしてたのが、DFラインでした。

低めに設定されたDFライン

この年のレヴィー・セレッソのDFラインは、かなり低めに設定されてました。(得点を取らないといけないときは、かなりハイラインを引くこともありましたが)

そうすることで、相手を呼び込んで、『曜一朗が走りこむエリア』=『タカのロングボールを落とすエリア』=『相手DF裏のスペース』を作っていたんですよね。簡単に言えば、選手の特徴に合わせてカウンターサッカーを志向してました。

その裏で、この年のメインの2CB:藤本康太と山下達也の対人の強さも見越して、ラインを下げても問題ないというい判断もあったのだと思います。そして、茂庭・大海程、足の速くない2人という面でも、ラインを下げることが最適解であったのだと。

結論:クルピの見つける最適解を楽しむ

2010年、2013年を振り返ると、その最適解を見つける眼力というのは、クルピにはあると思います。

『選手が故障したら?』となった場合も、2010年:ハイライン、2013年:ローラインと両極端なサッカーでそれぞれ成績を残しているので、色々な手段・方法を持っていることは間違いない。手持ちの駒から、最適解を見つけてくれるはず。

個人的には、昨年までのロティーナさんは戦術面を楽しむことが多かったですが、クルピの場合、選手の特徴からクルピが見つけた最適解を楽しむ・・・という事をしていこうと、ここまで振り返ってみて思いました。また、選手主体のサッカーなんで、選手の自主性を見るという部分も楽しみですね。

願わくは、その最適解が早く見つかることを・・・クルピを信じます(笑)

最後にもう1つ。クルピを信じる理由。

そして、最後にもう1つ。クルピがやってくれるのでは?と信じている理由があります。

2年前に監督業を引退したことは、日本でも報道されましたよね。だから今回、クルピに就任オファー報道があった時も、『さすがにそれはないやろ』と思ってました。引退をしている身ですし、勝手知ったる日本とは言え異国の地でコロナ禍。クルピも高齢ですし、身の危険をリアルに感じるような状況だと思います。

でも、そういう状況にあって尚、クルピはセレッソ監督就任を受諾してくれました。引き受けたことについて、個人的にもかなり驚きました。

何故、引き受けたのだろう?と考えた時、1つの記事を思い出しました。1年前の『Number』の記事です。そこから引用させて頂きます。

クルピ

「ガンバを退団して帰国する際、驚いたことに、空港にセレッソのファンが見送りに来てくれていた。胸が詰まった。このとき、自分が大きな過ちを犯したことを悟った」

https://number.bunshun.jp/articles/-/842012?page=4

この記事を読んだセレサポさんも多かったと思います。僕も、この記事は掲載された1年前に読みましたが、何かこちらも胸が詰まる思いがあったのを記憶してます。歴戦のプロの監督でも、こういう風に感傷に浸ることがあるんだな・・・と。

1年前の記事ですので、セレッソ就任が決まるから・・というような忖度はあるはずはなく、完全にクルピの本音なんだと思います。この感情があったからこその監督就任だったとしたら?と考えると、1つの理由が見えてきました。

このクルピの4度目のセレッソ監督就任は、クルピなりの贖罪なんでは?と個人的に思っています。

僕はどちらかと言うと、セレッソにおいては出来るだけ前向きにとらえるように考えるので、少し能天気な考えかも知れません。でも、こう考えると、クルピが早く来日した理由も頷けるかな?と感じてます 。今回は、気合入ってるんじゃないか?と(笑)コロナ禍で、入国制限等の理由もあったとは思いますがw

また、クルピにとっても日本での最後の記憶が、誰も得をしなかった吹田での記憶だったという事も上書きするチャンス。是非、それを含めて過去を大きく上書きしてくれるようなサッカーを期待してます。そうなることは、長年築き上げたクルピとセレサポとの関係性についても喜ばしいことだと思います。

感情論ですが、 今回のクルピはやってくれるはず。そう信じてます。

【セレッソ】それでもクルピを信じる。その理由。” に対して1件のコメントがあります。

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