【セレッソ】柿谷曜一朗に対するクルピの慧眼。

2021年5月8日、セレッソはアウェイの名古屋戦を迎えますね。

そして、現在の名古屋には柿谷曜一朗が在籍します。勿論ですが、現在のセレッソには、クルピが監督として在籍しています。

セレサポならよくご存じかと思いますが、この2人は色々ありましたよね。今回、この2人の関係性に注目して書いて行こうと思います。

[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]

伸ばす力

最近ですが、以下の本を買って読みました(笑)

面白いですね、この本(笑)出版された当時は買わなかったのですが、今、改めて読んでみると面白いです。

でもって、ここに曜一朗にまつわる面白いことが書かれていました。紹介したいのはそのことなのですが、そこは後述します。その前提として、とりあえず曜一朗のセレッソでの経歴をサラッと。

曜一朗の2012~2013年

曜一朗がセレッソでブレイクしたのが、2012年。第3期クルピ政権でのこと。そしてその翌2013年、曜一朗は2012年を上回る大ブレーク!!

2013年の曜一朗の大活躍を覚えている人も多いかと思います。8番を背負いゴールを量産する姿に、『確固たるセレッソの象徴が帰ってきた』と思った人も多かったと思います。

でも・・・その後、単発での活躍はあるものの、曜一朗はいまいちパッとせず。

今、改めて曜一朗を振り返ると、どう考えても2013年がピークでした。この後、嘉人のように再ブレークする可能性は勿論あると思いますが、現時点では。

では、いったい何故、曜一朗は止まってしまったのか?

ここで、クルピの『伸ばす力』の登場です(笑)

[土塔えんじ:いったん、CMです]

危惧していたクルピ

この『伸ばす力』の第3章が『柿谷曜一朗の磨き方』となり、ここの内容の一部を掻い摘んで説明します。

2012年セレッソ再就任後、クルピは曜一朗の振舞いを見て、これまでとは良い意味で別人になっているのを感じていたとのことでした。そして、再就任後の最初の試合(アウェイ新潟戦)で、曜一朗がゴールを決めたことで、

曜一朗は、もう大丈夫だろう。

『伸ばす力』第3章より

と確信したそうです。その確信の通り、2013年は大活躍しました。

ただ、この章の最後になると、クルピは少しトーンダウンしているようなことを書いてます。

2013年シーズンにブレイクし、日本代表でも結果を出したので、メディアでの露出が非常に増えた

・・・

彼の「大きなミスを犯して罰を与えられたが、それを乗り越え、古巣へ戻ってきて見事な結果を出した」という「克服のストーリー」も、メディアとサポーターに受けた。


『伸ばす力』第3章より

ここを読んだ時、なんか以下のTVショーを思い出しました(苦笑)

音楽ナタリーより

三代目JSBと『僕らの音楽』で共演しとったな・・・と(苦笑)そして、ゴールパフォーマンスとか考案されとったな・・・と(苦笑)

これら以外にも、色々とメディア出演で見た記憶もある。あー、確かにチヤホヤされとったんやろな・・・と(苦笑)

やっぱり、ここが曜一朗の分岐点だったような気がしますね。

うーん・・・なんか、サポーターとしても耳が痛いと感じました。当時、テレビにもよく出てて、色々と録画してた記憶が蘇ります。サポーターとしても嬉しかったし、ホクホクしてたな・・・と(苦笑)メディアの作る空気感に、載せられてしまってたな・・・と。

正しい道を歩めなった(と思われる)曜一朗が一番悪いのは間違いないでしょうが、サポーター(少なくとも僕はw)もホクホクし過ぎて、曜一朗の成長ではなく、メディアの肩を持ってしまったな・・・と(苦笑)

そして、そんな中、

クルピは危惧してたんやな・・・と。

周囲に惑わされることなく、常に謙虚に、やるべきことをしっかりやって結果を出し続けなければならない。

『伸ばす力』第3章より

本当に、おっしゃる通りです。

そんな曜一朗だからこそ警戒。

曜一朗の能力の高さは、いまさら語る必要はないですよね。その能力をどうやって発揮させるのか?が課題であることも周知しているところ。

ただ、曜一朗にとってはクルピが相手だからこそ、成長した姿を見せるべく、2013年当時の感覚を呼び起こすかもしれない。だからこそ、警戒したい選手ですよね。

どう転んでも、注目せざる終えない選手。やはり、対戦は楽しみなような怖いような(苦笑)セレッソの監督がクルピになったからこそ、注目の1戦になりそうです。

改めて、『伸ばす力』

この本、本当に面白かったですね。クルピの原点とか、そういった所も垣間見えます。

『選手を息子のように思う』という表現が多く、監督と言うよりかは教育者という感じも受けます。それ故に、『選手を見る目は確か』。上で挙げた曜一朗との1例でも、かなり感じるところかな?と思います。

そして、やはり愛すべき人物だな~という印象です。以前に、以下のような記事を書きましたが、

改めて信じてみたいな~と、この本を読んで思いました。

宜しければ、読んで見てください(笑)

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