【セレッソ】ロティーナの去就の検討と個人的な意見

2020年11月20日の朝。セレサポとしては、見逃すことのできないニュースが飛び込んできました。

C大阪ロティーナ監督が今季で退団 後任に名波氏も

https://www.nikkansports.com/soccer/news/202011190000810.html

僕はTwitter で情報を集めたりするのですが、多くのセレサポさんが反対を訴えてました。昨季からの安定した成績っぷりから、当然のことかな?とは思います。

 
 

ロティーナがセレッソの監督に就任した経緯、もう少し言えば、ロティーナがヴェルディを退団した経緯を考えると、今年限り、または来年位までかな?というのは個人的には感じておりました。そもそも、長期政権は望めないようなイメージでしたので、退団のニュースに残念さは感じるモノの驚きは少なかったですかね。

 

[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]

 

ただ、このニュースをそのまま鵜呑みにすると、セレッソ側からの契約打ち切りな様相。これにセレサポさんは、賛否両論な感じですよね。多分、仮にロティーナが退団するに至ったとして、その経緯は説明されないことと思います。あったとして、このニュースで出てるくらいの情報かと。

 
 

そんな所で、セレッソがロティーナと契約を打ち切る(2020年11月21日時点で、まだ確定ではないですが)理由の考察を含め、自分の考えなんかを書いていきたいかと思います。

 
 

ちなみに、僕自身の考えとして、ロティーナとの契約打ち切りは、消極的反対という感じです。後1年の継続は必要、ただ打ち切られても・・・と言いう感じですかね。

 
 

ロティーナへの不満=高望み。

このタイトル通りなんですが、ロティーナへは不満もあります。しかし、それは同時に高望みでもあると考えております。

 
 

ただ、その不満は、恐らくセレサポさん、特にクルピ時代が好きだった人達の多くも感じてるのではないかな?と思います。それは、ただ1点。

アグレッシブさに欠ける。

個人的に不満は、この1点のみ。少し掘り下げてみます。

 
 

アグレッシブさに欠けてると思う理由。

アグレッシブさに欠けるのは、単純に得点が少ないといった所もあると思うのですが、個人的に感じているのは、

遅攻が多くて、FWにボールが入らない。

それ故に、FWの仕掛けが少ない。

と言った所。行ける行けないの判断が優れ過ぎていて、冒険が少な過ぎる印象。

 
 

現状、仕掛けるのは、坂元であったり清武であったり。ただ、彼らはサイドMF。必然的に、PA外からの仕掛けがほとんど。FWの奥埜やブルーノが、ボールを持って相手CBに仕掛けるようなシーンって記憶にあります?豊川が入って、ようやくスルーパスが増えてきている印象は出てきてますが、どうしてもサイドに攻撃が偏って、手詰まりになってる印象が強いです。

 
 

よく、セレッソのPKが見逃されるという事が言われます。完全なハンドが見逃された・・・と言うのは別として(苦笑)、やはりPA内でのFWの仕掛けが少ないから、必然的に少なくなってる個人的な印象です。

 
 

Jリーグは、どちらか言うと審判の印象でPKを取ってるように感じています。フロンターレなんかは、『圧して』『圧して』『圧して』倒された!PK!ですが、セレッソの場合は、『圧して』倒された!けど、PK取られない、、、な感じ。つまり、前述の通り審判が印象でPKを取るものとして、『圧して』の数が少なくて印象が薄いんだと思います。

 
 

少し話が逸れましたが(苦笑)、僕が感じてるロティーナ・セレッソの不満です。つまり、アグレッシブさに欠ける。(フロンターレ戦のレビュー記事でも似たようなことを書いてました)

ただ、これらは同時に高望みでもあると考えてもいます。それらも、掘り下げてみます。

 
 

アグレッシブが高望みである理由:結果が出てる。

本当にコレ1点なんですよね。他サポからも羨まれる位、組織だったサッカーをしているのは間違いなく、そのサッカーで結果を出してる

 
 

尹さんの時もそうだったのですが、個人的には『面白いサッカーじゃないと感じても、結果が出てればOK』なスタイルです。アグレッシブさに欠けるのは正直、面白くないですが、結果が出てるのでOKな感じです。今季は、過去最高の順位も射程圏内ですし、不満はありません。

 
 

また、計算されつくしたサッカーは、こういったブログを書く人間として、とても勉強になる。ちょっと変な意味合いですが(苦笑)、ロティーナ・サッカーを楽しんでいるのは間違いないです。

 
 

だからこその高望み・・・かな?と感じております。

 
 

契約打ち切り、“消極的”反対の理由

セレッソのフロント陣は、恐らく僕が感じてる『不満=アグレッシブさに欠ける』という所にフォーカスを当てて、契約打ち切りの話を出しているのかな?という気がしてます。

 
 

そのことについては、議論が出て当然。むしろ、出ないことの方が問題だと個人的には感じます。今、現状に甘えるのはプロチームとしてはダメなことですしね。

 
 

ただ、これってロティーナを変えずとも、アグレッシブさって出せるのでは?と考えるところはあります。

 
 

アグレッシブさを出す=FWの補強。

そう、多くのセレサポさんが指摘するように、『得点力のあるFW』を取ること。

 
 

実際、冒頭の不満で書いた通り、FWにボールを入れられてないので、FWを変えた所で・・・というスタンスもあるかと思いますが、本当に信頼するFW、セレッソで言えば、西澤アキのような信頼できるFWを取れば、そのFWにボールは集まることは必然かと思います。

 
 

そうなれば、FWの仕掛けも増えるでしょうし、PKも増えるかな?という目算は立ちます。

 
 

ただ、その信頼できるFWが、ロティーナ・サッカーのFWとしてのタスクを奥埜みたいにこなせるか?と言う所でまた別の問題が出る、つまり、ロティーナがそのFWを使うかどうか?

 
 

曜一朗なんかはシーズン通してFWで起用すれば、まだ2桁ゴールは取れると思うのですね。なのに何故、FWで使わない?というような問題とイコールなのかも知れません。

 
 

即ち、ロティーナと契約を打ち切るのは、そういったロティーナのマインドを取っ払うという事なのかも知れません

 
 

でも、サポーター(外野)として、強力なFWをプラスしたロティーナ・サッカーを1度見てみたいですよね。退任はそれからでも遅くない。そういう意味での、契約打ち切りは『“消極的”反対』です。

 
 

ロティーナとセレッソのこれから。

ロティーナは今日の広島戦前のオンライン会見かで、

C大阪が守備的なチームだという表現を見受けられるが、よい守備をするチームと守備的なチームは違う。

https://www.nikkansports.com/soccer/news/202011200000402.html

とコメントしています。

 
 

確かに守備的ではないと、この2年見てきて感じてます。本当にバランスの良いサッカーになってるとは思います。ただ、それがイコール攻撃的でもない、という事は言えるかと思います。あくまで、バランス重視のサッカー。

 
 

セレッソのフィロソフィーって、基本的に『攻撃的』という所が謳われますよね。バランス重視のサッカーとは、確かに少し印象が違う。大熊さんの退任時に書いた記事の最後:

『大熊後のヒゲカジ』の所にも書きましたが、チームフィロソフィーと言う部分が改めて問われるような気がしてます。

 
 

加えて、今年はほぼほぼフロンターレのJ1リーグ優勝となるでしょうが、そうなると昨年のF・マリノス含め2年連続でアグレッシブさを出すチームのJ1リーグ制覇になるのですよね。そういう意味で、バランス重視のサッカーはJリーグの主流ではないのかも知れません。それ故の?と穿った見方も頭にあります。

 
 

現時点で、スポーツ紙の報道でしか情報は知れませんので、公式発表を待つことにします。それ故に、後任のことを考えるのはまるで意味がないので触れません。ただ、仮にロティーナ退任となった場合も、良い別れであって欲しいなと願うばかりです。

 
 

昨年、セレッソのファン感謝祭で、前監督の尹さんがゲスト出演してくれました。退任後半年での出来事。これ、個人的に本当に嬉しかったのですよね。セレッソOBで、セレッソに初タイトルをもたらしたレジェンド監督。そういった縁も、応援しているチームには大事にしてもらいたかったのでね。プロだから、その辺はサバサバしてるんでしょうけどね(笑)

 
 

最後に、仮にロティーナが退任したとしても、ロティーナ・サッカーを学んだ選手たちは、これを無にすることなく資産としてチームに還元して欲しいな・・と強く願います。

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