【読書】HSPな人にお勧め:「繊細さん」の本
新型コロナウィルスの影響で、家にいる時間が増えている方も多いのではないでしょうか?おうち時間として、読書はお勧めです(笑)
僕も読書する時間を当てていますが、このタイミングで僕の人生に大きな影響がある本と巡り合いましたので紹介したいと思います。
[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]
「繊細さん」の本
武田友紀さん著
この本、フラッと立ち寄った本屋さんで、この本が光り輝いて見えたのですね(笑)大げさではなくて、本当にこの本だけがスパンッと目に飛び込んできたというか、そんな感覚でした。
たまにあるんですよね、こういう感覚。最近で言うと、幡野広志さんの『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』とかもそうでした。その感覚が来た本というのは、まず僕の中でハズレがない。
手に取ってみると、まさに!!冒頭の通り、僕の人生に大きな影響を及ぼす(勿論、好影響の方)であろう本だということを知りました。
繊細さん=HSPな人、僕の場合
この本に出てくる繊細さんというのは、『HSP』な人のことを指します。この『HSP』というのは、Highly Sensitive Person の略、つまり『とても繊細な人』ということになります。
普通の人が気付かないことに気付いてしまい、普通の人より疲れてしまう。その為、HSPの人というのは、どちらかと言うと『生き辛い』と感じる側面があるとのことです。
この本のP.28に、HSPの診断テストがあり、23項目中12項目以上が当てはまると、HSPである可能性が高いとこのことです。僕は14項目当てはまり、自己診断ですが『自分はHSPである』と自認するようになりました。(ちなみに、本にも書かれてましたが、冒頭に書いた『本が光り輝いて見えた』も“HSPあるある”のようです(笑))
ちなみに、HSPでも『耳』が敏感だったり、『肌触り』が敏感だったり、人によって違うようです。そして、僕の場合、『目』と『先読みする思考』であることが自己整理できました。
僕のHSPな部分:『目』
僕は、視力は相当悪いです。ただ、HSP的な部分で見ると、とても視野が広い・・・と言えるのかと思います。
車の運転時を例にすると、分かり易いのかと思います。僕自身、嫁に『ようそんな所みてるな!』とツッコまれることがあるのですが、それがHSPな特徴なんだと思うようになりました。
最近気付いたのですが、車を運転中、以下のような事を無意識にしているようです。
- 前を走るいくつかの車、対向のすれ違う車のナンバープレートの地名を把握している。
- 並走する車を横目で目視した時、運転手の性別、顔の向き、乗車人数等を把握している。
- 前後左右、常にどこにどんな車が居るのか、頭でイメージしている。
細かいことを言えばもっと色々やっているのですが、全て、安全運転を心掛けて運転をしていることの延長線上ではあります。地名を見るのは眠気防止の為、運転手の顔の向きを見るのは相手がどう動くかを予測する為です。そんな感じなんで、20年位の運転歴でも免許証はゴールドです(笑)
運転は好きなので自分の運転中のこの思考は苦にはならないのですが、人の運転に乗せてもらった時も上記の思考が働きます。そして、人の運転だと異常に疲れるのですよね。思考に沿わない運転が行われると、大きな恐怖になり、それが大きなストレスに繋がっていく感じがします。
僕のHSPな部分:『先読みする思考』
僕はギャンブルをしますが、『競馬』『麻雀』のみです。どうも、そもそもの素質として、予想・予測するのが好きなようです。
これを、人間関係にも適用しているようです。
『こう言えば、相手はこう思うだろう。
だから、こう言おう。』
『相手はこう言ってくるだろうから、
こう準備しておこう。』
僕は人と付き合う場合、これの連続なんですよね。会話の1つ1つが、こんな感じで。
これ、無意識にやっている分にはまだ良いのですが、意識しだすと本当に疲れるのですよね。特に、相手がこういう思考をしない人の場合、僕が一方的に気を使うだけの形に感じ、ストレスも大きいです。
[土塔えんじ:いったん、CMです]
『目』×『先読みする思考』
一番、疲れるのが、僕の特徴『目』と『先読みする思考』の掛け算。これが、実は非常に相性が良いのですね・・・いや、相性が悪いと言うべきか(苦笑)
僕自身、建築関係で納めるシステム屋になるのですが、建築現場では作業の初めに、『危険予知活動(KY活動)』というのを行います。これは、作業を行う前にその作業手順に沿って危険を予知し対策を取ることで、事故を起こすリスクを減らす・・・というモノ。
このKY活動、、、プライベートでもやってしまうのですね。それも、『子育て』の場面において。
2020年5月現在、息子は3歳(6ヵ月)です。ヤンチャ盛りです(笑)本当に、家中でも暴れた倒してます。そんな息子と過ごす時、
よく見える『目』で息子の動きが常に目に入り、
『先読みする思考』で息子の危険を常に予知してる。
そんな感じの事を僕はしてるのですよね。そして、つい言ってしまうんですよね。息子の一挙手一投足に対して、『危ない!!』『そんな事をしない!!』とか。嫁から『言い過ぎ!!』と怒られる位に(苦笑)
自分にしか分からないことだとは思うんですが、これ、本当に疲れるのですね。子供といる時は、実際、気が休まらない時間が本当に多いと感じます。それが、子育てをする上で、正直に言って1つの悩みではありました。
“「繊細さん」の本” が解決してくる。
前置きが長くなりました。本題に戻ります。
こんな僕がどこか行き辛さを感じている時に、出会ったこの本。僕自身に解決の糸口を見いだせてくれました。特に、HSPは短所と捉えるのではなくて長所と捉えられるように思えるようにもなってきました。
また、HSPの特徴によって解決策の例も書かれています。この著者自身もHSPとのことで、それ故に悩んでいた事を書かれていたりしました。だからこそ、ここに書かれることの説得力というモノを感じました。
ちなみに、この本を読んで僕が見出した解決策としては『目を閉じること』。誰かの車に乗車させてもらう時や子供の世話をするとき、時折、目を閉じて思考が働く情報を物理的に遮断するようにしました。これ、結構、効果あると感じてます。
対人の『先読みする思考』については、今、コロナ自粛で人と会ってないのでね・・・(苦笑)なんとも効果が見いだせないのですが、この本に書かれていることを実践しようと思っています。
HSPな人の心のバイブル的な本
この本、本当にHSPな人にお勧めな1冊です。僕自身、もう既に何度も読み返しています。
この本を見て、自分なりにHSPの解決策を見出してみないですか?
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