【セレッソ】神戸戦:前へ出ろ!西尾!
セレッソ 1-1 神戸
2021.7.17 @ヨドコウ桜スタジアム
ヨドコウ桜スタジアム、こけら落としの一戦!!
こけら落としって、天皇杯:鳥取戦ではなかったのか?という疑問も個人的にはあるのですが、公式にそう発表があったのでw そうしておきましょうか(苦笑)
そんな一戦を振り返ります。そして、完全にレヴュー記事から外れますが、この日に個人的に思い出深い出来事もあって、それも書いて行こうと思います。
[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]
試合内容・雑感
●古橋デーになりかけた試合。
前半から凄かったですよね、神戸:古橋。ハイライトでもよく分かりますが、前半からシュートを打ちまくられました。
前を向いてボールを受けられる。スピードも速い。シュートも上手い。そして、後述しますがずっと動き続ける。本当に良い選手。ヨーロッパでどこまで活躍できるか?Jリーグの他チームの選手でなくなったので、しがらみ無く応援できるのは嬉しいですね。期待したいです。
ちなみに・・・、古橋が岐阜所属時代、岐阜のスタジアムで当時セレッソ強化部の大熊さんが何度も目撃されてる情報は耳にしてました。このことから、間違いなくセレッソも追っかけていた選手、セレッソに来てくれていればどうなってたかな?という想像もまた楽しいです(笑)
●古橋のゴールにおける為田の守備
古橋の(現時点での)Jリーグラストゴールは、完全に為田の守備の軽さから・・・でしたね。
セレッソのボックスの外で古橋→酒井高徳とパス交換している所に、かなり無謀な為田のプレス。高徳からリターンでボールを受けた古橋が前を向いた時点で、為田は完全に置き去り(苦笑)そうなると、左サイドを丸橋1人で見ないといけない状態になってました。神戸は古橋・高徳・郷家といて、3人に対して丸橋1人(苦笑)
古橋・高徳に侵入された左のインサイドレーンをカバーするのはボランチ:原川のはずなんですが、為田が置き去りを喰らった状況では、原川はインサイドレーンと左サイド(と中央と)の中間ポジションを取らざる終えず。この辺から全てがズレて、どんどん侵入を許した印象でした。
この為田のプレスは、本当に無謀でしたね。どんな戦術やシステムを取ろうと、守備をする際に選手が守らなくてはいけない大原則があって、それが、
自チームのゴールとボール(あるいはマークする選手)の間に自分の体を入れること
これが100%できれば、失点することはないんですよね。まあ、人間が板みたいなモノに姿を変えられない限り、100%は絶対に出来ないんですが(笑)ただ、守備側の選手が相手オフェンスと駆け引きをする場合、この大原則をベースに行われないといけないのは間違いのない所です。
でも、為田のこの時の、特に古橋に前を向かれたプレスには、この大原則を完璧に無視したプレスだったんですよね(苦笑)その追い方は違う!と、はっきりと分かりました。攻撃の選手にたまに見かける(絶賛売り出し中のフロンターレ:三笘もこの気配を感じてます)、守備センスが全くない選手という典型例でした。
為田・・・使い方が難しいな(苦笑)ACLでは問題なかったけど、Jリーグでは見逃してくれなかったですな。
攻撃面では、この試合も左サイドで3人目の動き出しがとても良かったけど、守備でリーグ再開戦でいきなりの大ポカ。次の失点が致命傷になるので、前半での交代は最もな判断だな~と感じてました。今後はスーパーサブ的な使い方になるのかな?為田の今後の使われ方に注目しておきます。
●ゴールした古橋の連続した動き
この選手の1つの特徴だと思うのですが、動きの連続性が素晴らしいですよね。
上記の為田を外したところから、ずっと足を止めてない。古橋とパス交換をした酒井高徳が背中を向けてボールを受けたので、セレッソの守備側の選手は『酒井高徳が次にどう動くか?』と様子を見て少し思考や動きが止まる中、1人古橋だけが足を止めずに動いている。ノールックで折り返した酒井高徳も凄いんですが、『そこに出してくる』と信じて走り続けた古橋も凄いな・・・と。
このレヴューはあくまでセレッソ目線なので、普段は相手チームを褒めないです。いつもは赤のアンダーラインはセレッソ側の良かった所に引くのですが、今回は古橋のラストということで特別にw
●鳥海のゴール!!!
鳥海の同点ゴール!!!!いやぁ、まさかの鳥海(笑)!
このゴールを語る上で、まずは鳥海のDAZNインタヴューから引用。
前に力くんが入ってくれたので、その後ろに入ろうと思って入りました。
このシーンを振り返ると、しっかりと神戸3番が力の動き釣られて鳥海の所がぽっかりと空くのが分かります(その裏で解説の加地が褒めてますが、西尾が上手く相手をブロックしてくれてるのも)。こういう陰のプレー、大好きです(笑)
数日前にルヴァンの準々決勝の組み合わせが行われて、対戦相手がお隣になりましたよね。そこで、2017年のルヴァン準決勝:お隣戦の木本のゴールがTwitter(@dotou_eng_crz)のTLに流れてきてました。それに対して、僕がリツイートしたのが以下。
改めて冷静に見ると、リカルド・サントスの潰れがめちゃめちゃ効いてるんやね。
— 土塔えんじ🌸オタク系セレサポ (@dotou_eng_crz) July 16, 2021
クロスが上がる前に木本をマークしてた32番が、思いっきりリカルドの動きに釣られて木本をフリーにしてる。
FWの動き出しって、ダミーでもやはり重要。 https://t.co/6VmsBZkQov
ちょうど、この(リカルドの)相手を釣る動きの素晴らしさを再認識していたところだったので、これは本当に凄い嬉しいプレーでした。鳥海を褒めることも当然ですが、力と西尾のプレーも賞賛したいと思います。
ちなみに正直ベースで語ると、結果的に得点を取ったCKを貰った際、『チアゴ、引っ込んどるやないか!』と半ば諦めてました(苦笑)ごめんなさい、鳥海さん(苦笑)
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そんな所で本題。今回は、CB:西尾を取り上げてみます。
現在、リーグ3位のチームを相手に奮闘。序盤のドゥグラスがジンヒョンを抜いた後をフォローした見事なプレーや、前述のセットプレー時のブロック等、オリンピック代表に行った歩夢の穴を補ってくれていたと感じます。
でも、個人的には気になった所がありました。
そんな所を、ハイライトプレーを交えながら深掘りしていきたいと思います。
[土塔えんじ:いったん、CMです]
15分頃のプレー
個人的に気になったのが、15分頃(14分過ぎ)のプレーです。ハイライトでも上がってましたので、以下に貼ります。
この試合の序盤で、西尾は古橋と1vs1で対峙する形になったんですね。この時、西尾はディレイを掛けて、まず抜かれないポジション取り。そして、味方のプレスバックを待つ選択をしています。最終的に、古橋が内に切れ込んでシュートを打つも枠を外す・・・と言ったプレー。
結果的に失点せず、西尾は最善の選択が出来たように見受けます。上で挙げました守備の大原則、
自チームのゴールとボール(あるいはマークする選手)の間に自分の体を入れること
も忠実に実行しています。だからこそ、シュートが枠を逸れたという見方もできるとも思います。
まして、相手は古橋。抜かれない事を第一に考えるのも間違いがないように思いますし、責められるプレーでもないとは思います。
でも、個人的には・・・古橋と勝負して欲しかったなと思ってます。体勢的に古橋の形だったので、8割位は西尾にとって分の悪い形でしたが、それでも行け!と。個人的な気持ちで言えば、抜かれて失点しても良いから勝負しろ!という感覚でした。
ここ、本当に西尾の見せ所!と思ったんですよね。その辺をもう少しだけ深掘りします。
自身を売り出すという考え方
オリンピック代表にも選ばれてます遠藤航。OA枠で選ばれる位、森保監督の信頼を得てますし、選ばれて納得と感じさせるプレーっぷりですよね。
遠藤は何でここまでの信頼を得られているのか?これは、よく言われているのでご存じだと思いますが、昨シーズンのブンデスリーガでNo.1のデュエル勝利数ということですよね。所謂、1vs1の勝率。
選手が自身を売り出すのであれば、当然、そこの数字は見られると思います。守備側であれば、当然ですが、ボール奪取ということになると思います。
だからこそ、西尾にはあの場面では行って欲しかった。上で『まして、相手は古橋 』と書いたのですが、相手が古橋だったからこそ・・・です。
古橋と対戦するのは次がいつになるか分からないし、もしかしたら最後になる可能性も。そんな古橋が相手だったからこそ、シュートミスという形で終わるのではなく、1人でボールを奪って自分の価値を高めて欲しかった。
チア・ダンのプレーが印象が強いからこう感じたとは思うのですが、チア・ダンの2人は本当に躊躇なく行くんですよね。ダービーの際に、宇佐美のドリブルをダンクレーが1人で止めたシーンは本当に印象深く残ってます。彼らは、デュエルに勝つことで『俺は価値のある選手なんだ!』と自ら証明してますよね。
教科書通りのプレーでJリーグで留まるのか、上に行くために自身を売り出すのか?そのバランスも大事だとは思うのですが、西尾にはもっと野心を持ってプレーして欲しいなと思います。
前に出ろ!西尾!!!
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そんな所でレビューは終わりますが、今回、個人的に思い出深い多くの出会いがありましたことを最後にチラッと。
酒本会に入らせて頂きましたw
先日より、セレッソサポーターひではちさん(@hide_cerezo)のサイト:Supportnik を紹介しておりました。
このサイトの趣旨に感銘を受けて情報提供してたりして、そこからのお付き合いになりましたが、この神戸戦の前に初めてひではちさん始め、ひではちさんが会長を務める酒本会の皆様にお会いさせて頂きました!
これ、本当に楽しかったです(笑)そして、しっかりとグループLINEに入れて頂き(笑)晴れて?酒本会に入会させて頂く運びになりましたw Twitterのプロフィールにもしっかりと入れさせていただきましたw

そして、有難いことに酒本会のバッジとシールも頂きました。

シールは、自分の作業デスクのモニタ台に。

バッジは自分のサイクルバッグに。

これで、大阪の街を走り回ろうと思います。

ちなみに、神戸戦でお会いしました酒本会の方々が想像以上に多くて、挨拶もままならない状態でした。『あの変なチャリに乗ってるオッサン、誰やねん?』的に見られてた方も居られると思います。あのオッサンが、実は僕でしたw また、よろしくお願い致します。
そして、本当に多くの色々な方に初めまして!をさせて頂いたのですが、その中で、このブログを通じて僕を知ってくれていた方も居られました。
Twitter上でコメントを頂くのも嬉しいのですが、直接お会いして『いつも楽しみにしています!』と声をかけて頂けたのは本当に凄い新鮮な気持ちでした。当然ながらとても嬉しく、レヴューを続けてて良かったな~と本当に思いました。
そんな感じで、好きなモノで輪が広がる・・・って良いな~と感じさせられた1日でした。人見知りで友達の少ない僕wにとっては、本当に大きな一日。グループLINEでも言わせて頂きましたが、酒本会の皆々様これからよろしくお願いいたします!
また、酒本会以外のセレサポの方々も、お会いする機会がありましたら宜しくお願いいたします。あの変なチャリを見かけたら、声をかけてください(笑)
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