【セレッソ】広島戦:乾の効果

セレッソ 1-0 広島

2021.9.22 @エディオンスタジアム広島

完勝!!!

ちょっと、ヒヤッとしたシーンもあるにはありましたが、完勝と言ってよい試合だったのではないかな?と思います。ここの所の流れが悪かっただけに、それを断ち切る意味でも良い試合だったな。

そんな試合を振り返ります。

[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]

試合内容・雑感

●乾の裏のスペースをどうするか?

前節の浦和戦で、乾の裏のエリアを狙われる形で先制を許しました。以下に、前節の絵を貼っておきます。

前節:浦和戦の先制を許したシーン

今日の試合で乾のスタメン発表があった時、このエリアをどう修正するのか?という所に注目してましたが、この試合は乾はプレスを自重してボックスを埋める形をとってました。無難な形と言えばそうですが、個人的にもこの形がベターだとは思います。

その分、FWが良く動いてましたよね。本当に、小菊セレッソの生命線は攻守ともFWの頑張りだな~という印象が強いです。先発のタガート、加藤と頭の下がる思いです。

●進藤のゴール!!!

進藤のゴール!!!これは、良かったですよね~。

ゴールも良かったですが、進藤のオーバーラップのタイミングが抜群。この時、進藤には広島14番:エゼキエウが対応すべきところなんですが、エゼキエウのマークがルーズになったのですよね。多分、エゼキエウがサボったw

その相手のサボりを、見逃さなかった進藤が素晴らしい。エゼキエウの背後から進藤の侵入。

また、この進藤のオーバーラップに合わせて内に入った坂元、進藤のオーバーラップを見逃さずに正確にロビングを入れた原川と完璧だったな~と思います。

動画を貼っておきます。進藤の素晴らしい侵入、坂元の内への侵入、素晴らしい流動性です。後、エゼキエウの守備のルーズさも、よく分かりますw

6月頭に離脱した際の進藤のツイート。

『全部』と言うには、まだ少ないな~(笑)もっと、持って行ってくれ!

●セレッソのファール数の内訳

冒頭でも書きましたが、ほぼほぼ完勝だった試合だったと思います。相手のシュートを3本に抑えてます(セレッソは19本)。押し込み気味に試合を進めて、更にカウンターを打たれたのも少なかった印象。

このブログで何度か書いているのですが、被ファール数について。

被ファールが多いと、速い攻撃を打つことが出来ない。ファールで流れを止められて、その隙に相手に帰陣されてしまう。そこから、被ファール数が多い時はセレッソの不調である・・・という所を書いています。

この試合のセレッソ、実は逆に広島に対して効果的なファールを連発してました。

セレッソのファール数13(そこまで多くはない)に対して、内訳は以下の通りです。

  • 敵陣でのファール: 10
  • 自陣でのファール: 3

はっきりと、敵陣内で相手の速い攻撃を止めるファールを実行出来ていたことになります。

また、自陣でのファールについても、3つとも全てがセンターサークル付近でのファール。CKは4つありましたが、自陣ゴール前でセットプレーは許してない内容です。かなり、効果的な戦い方が出来ていたのではないかな?と思います。

上の記事の最後でも書いていますが、こういうサッカーを『アンチテーゼ』と言いつつ、セレッソがそれを実行できれば、そこはダブルスタンダードで喜びます(笑)

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そんな所で、本題。乾の効果について。

乾がセレッソに復帰して、6試合目ですかね。所々に違いを見せてくれてます。この試合でも、乾の効果的な役割を果せてるシーンがいくつかありました。今回は、ここについて書いて行こうかと思います。

やっぱり違いますよね(笑)

[土塔えんじ:いったん、CMです]

乾の効果

この試合における乾の効果について、まずは攻撃面から。

攻撃面

この試合の前日コメントとして、奧埜が以下のようなことを言っていました。

勇気を持っていい立ち位置を取って、ボールを一つはがせるようなプレーができれば、自分たちとしてはいい展開になるのではないか

https://www.cerezo.jp/news/2021-09-21-15-20/

勇気をもって』という表現。このブログでは、『リスクをとる』という表現が近いかな?という印象を持ってます。

要は、どこかで勇気を持って前へ出る選択をする必要性。チームが不安定な状態だと、安全な選択肢を選びがちになって、結果、前に出られない。不調なチームが陥る要因でもあると思ってます。だからこそ、勇気をもって前に出る!

この試合、分かり易くその勇気を見せてくれたシーンがあります。そこに、しっかり絡んでいるのが乾です。

前半20分頃のシーンです。以下のような流れでした。

  • ジンヒョン → 歩夢 
  • 歩夢 → 原川
  • 原川 → 乾 
  • (この間に、小池オーバーラップ開始)
  • 乾 フリックで小池にパス。
  • 小池 → タガート(シュートは枠外)

と言う流れ。ジンヒョンからの綺麗な崩しだったので、印象に残ってる方も多いと思います。動画で言うと、原川からですが以下のシーンです。

このシーンの小池、勇気を出して前に出たと思いませんでしたでしょうか?乾がボールを触るか触らないか位で、きっちり乾をトップスピードで追い越してます。素晴らしいタイミングでのオーバーラップだったと思います。

ただ、もし乾がカットされれば、小池は上がったスペースを突かれてピンチになりかねない。小池自身も、オーバーラップしながらも後ろのスペースを空けるのは怖いと感じると思うのですよね。

それでも、そのオーバーラップを可能にしたのは、

乾なら必ずパスを出してくれる

という乾への信頼感が小池にはあったからだろうな~と思いました。勇気をもって・・とか、リスクを負って・・・というよりかは、こちらの方がしっくりきます。

乾のセレッソ復帰後、乾のプレーは注視してますが、相手のプレスが来ても全く動じないんですよね。あれだけ動じないでプレーしてくれれば、味方選手も乾にボールを預けやすいですよね。テクニックも全く衰えてないですし、清武離脱中の今、前線の起点になってくれていると思います。

その辺り、本当に強くなってるんだな・・・と毎回驚かされます。海外で通用する選手の違いを目の当たりにしてる感じがしますね。

守備面

攻撃面で存在感を見せてますが、守備面もものすごくタフになってますよね。

上の『試合内容・雑感』で挙げました、今日のセレッソのファール数:13。その内、一番多くのファールをしたのが

乾の3回

です。そして、これら全て敵陣内でのファールです。これらより、乾が広島の攻撃の出だしを潰して速い攻撃を許さなかった印象です。

この3回以外にも、ファールしたものの主審によって流されたのが1回。また、後半開始直後にも、広島27番:ハイネルを削ったスライディング。どれだけタフに戦ってるんや!と本当に驚かされます。

J2時代にセレッソに移籍してきた当時は、ペラッペラの守備やったのに(笑)本当に、全く違う選手になってるな~という印象が強いです。

良い影響を与えて欲しい。

乾、本当にたくましくなったな~と思います。本当に、復帰してくれて嬉しい!!純粋にそう思います。

これから、若手選手がどれだけ乾のプレーに影響を受けて成長できるか?ここですよね。若手選手には乾の上手さもそうですが、戦う姿勢を見習って欲しいなと思います。それらがチームに還元されて、良い循環を生んで欲しい・・・と切実に思います。

それと、後は乾のゴールですよね。今日あたりかと思ってたのですが(笑)良いミドルシュート、アウェイ札幌戦の嘉人のようなシュートもあったのですけどね。

清武も、もうそろそろ復帰できそうな所ですよね。少し前では考えられない位、楽しみが増えてきた印象です(笑)

広島を調べてみた@Supportnik

セレサポ:ひではちさん(@hide_cerezo)が開設されました『Supportnik』で、広島を調べてみました。

広島は、やっぱりお好み焼きですかね。広島の新スタジアムが出来る頃、コロナが落ち着いていればよいな・・・(苦笑)

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