【セレッソ】広島戦:こんな時だから冷静に分析します。

セレッソ 1-2 広島

2021.5.23 @ヤンマースタジアム長居

ヤンマースタジアム長居のラストマッチ、非常に残念な結果・・・。

2度、長居の悲劇を経験したスタジアム、やはり何か因縁めいた結果にもなったな・・・な感じです。

そんな試合を振り返ります。敗戦のショックで、なかなか気持ちが前向きにならなかったですが、ドラゴン桜5話を見て感動して、少し気持ちが切り替わりましたのでw それでも、気持ちは重いですが頑張ってキーボード叩いてます(苦笑)

[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]

試合内容

●奧埜のゴール!!!

流石、奧埜と言った所ではありましたかね。いい所に居てくれました。前半が相変わらずイマイチな印象だったので、いきなりポロっと入ったゴールで、正直、驚きました(苦笑)

今のチーム状況から考えると、貴重な先制ゴール。広島のブロックの強さを考えると、リードしている時間をもっと延ばしたかったのですが・・・

●CKから失点

奧埜の先制ゴールから3ー4プレー目で、同じくCKからの失点。これが、ダメージが大きかったですね。リードを奪っていれば、カウンターでハメられる展開も予測できただけに、本当に勿体ない失点。

ここは、詳細を後述します。

●カウンターからの逆転弾を許す。

セレッソのFKからの流れで、相手チームのハンド疑いが2-3度あったものの、その流れでボールを奪われてカウンターを喰らっての失点。

サポ目線では、『失点からの一転逆転、失点取り消し・PK奪取!!』なドラマを期待しましたが・・・(苦笑)そんな浮ついた心が多くのセレサポにはあったと思うのですが、選手にもその浮ついた心ってなかったか?そんな中途半端な考えを持って、プレーしてなかったか?そこを選手に問うてみたい所。

今後、こういう事があれば、VARチャレンジ目的のクリアで、アウトオブプレーにしてからアピールすれば良いんじゃない?と感じました。そうなると、サッカー本来の趣旨とは違ってくるような気もしますが、集中力を欠いてプレーするよりかは幾分スッキリすると思いますので。

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そんな所で、メインのお話。同点ゴールに追いつかれた時の分析です。

ここで、ロティーナの言うところの『ヒューマンエラー(による失点)』と言うものをいくつくも散見できます。後半開始早々でもあったし、先制点直後の大事に行きたい時間帯。そこで、こういったプレーを散見したのは残念だったな・・・という印象です。

もうちょい、頑張ってくれよな・・・な意味合いを込めて、やり玉に挙げていきます(苦笑)やり玉に挙げてしまうのは、新井と歩夢です。

まずは、新井から行ってみます。

[土塔えんじ:いったん、CMです]

新井:アウトオブプレー時の集中力

1失点目のCKの直前が、新井の取られたFKでした。ここの新井の対応が、かなり不満な所。

広島のクイック・リスタートに、新井の反応が完全に遅れていましたよね。そもそも、リスタート直前に広島:浅野に完全に背後を取られていて、その姿を視野に入れられてないんです。

アウトオブプレー時に、集中が切れてしまう。そこが原因。

新井のこの意識、個人的にかなり問題視してます。というのも、アウトオブプレー時に集中を欠くシーン、僕がカウントする限り、セレッソに来て出場時間がおおよそ2試合という短い時間の間で、新井は既に3度目なんですよね。

Fマリノス戦でも集中を欠いてた

セレッソ所属選手にコロナ感染者が出て、濃厚接触者としてクルピおよび選手数名が出場できなかったFマリノス戦。試合を欠場した丸橋に変わり、新井はこの試合でも左サイドバックを務めてます。

丸橋が調子落ちしてた時期でもあったので、このFマリノス戦、DAZN観戦のできる範囲でですが、新井を集中的に見てました。ボールがどの辺にあるか?を大まかに把握しておいて、後は新井の動きだけを注視する・・・そんな見方をしてました。

(ちなみに、スタジアムで時々やる観戦方法です。選手の意外な癖が見つけられたりするので面白いですよ(笑))

このFマリノス戦でも、アウトオブプレーの時に新井は変な集中の切れ方をして裏を取られるシーンを散見してます。そのプレーの詳細までは説明できないですが、『あー、また新井、裏を取られた』と思った記憶があるので、 少なくとも2度は見てます。個人的には、本当にヒヤリとしてました。

ただ、この試合では新井の裏を取った選手にパスが出なかったとかで、特に大きな問題は起こらず。また、ほぼほぼJ1デビュー戦で、しかもかなりのスクランブル出場でもあったので『緊張もあったかな?』位に思ってました。

・・・が、スタメンに返り咲いたこの広島戦でもその悪癖。直接の失点の原因ではないものの、きっかけを与えてしまった印象。

新井のプレー自体は、プレー強度も強くて良い印象はあります。が、この悪癖は何とかして欲しいな・・・と。新井の良い所がクローズアップされる前に、悪癖が先に目立ってしまってるので、今の所、個人的な心象はあまり良くありません。

厳しく、追求したい所ですね。

歩夢: CK時、ストーンの負けは死。

歩夢については、単刀直入に。1失点目の責任は歩夢です。

この試合のCKのストーン役を務めたのが歩夢。ストーンとは、ゴールエリア内のニアサイド側のポジションのことで、CKの守備時に一番ヘディングの強い選手が守るとされるポジションです。少し前に、個人的に考えるストーンの役割を書いてますので、良ければそちらも参照下さい。

奇しくも、新井の時に書いた試合と同じFマリノス戦(苦笑)

失点シーン、どう見ても歩夢が広島:野上に競り負けてるのですよね(苦笑)ここで後ろにボールをこぼしてしまうと、失点につながる確率は大きく上がる。

前半は、ストーン役はチアゴでした。チアゴが怪我をして、歩夢はチャンスやったはず。久々の出場で割り引いて考える必要もあったかも知れませんが、しっかりとクリアして欲しかったな。

変わらず、選手を厳しく見ようと思うものの・・・

ここ数節の調子があがらないチーム事情、そしてこの試合の結果。これらを受けて、クルピ解任論が再燃してますよね。まあ、当然かな?とは思います。

でも、試合をやるのは選手。前述のように、何かしらが出来てない選手がいる事に、個人的には目を向けていきたいかな?と感じてます。・・・と言うよりかは、ここ20年位は、そういうスタンスでセレッソ・サッカーを見てきてますので、そのスタンスは変えません。選手にしっかりやって欲しい

ただ、少し采配の不満を出すと、クルピはF東戦の試合後、ヘディングの強さは歩夢より進藤と発言しました。そこから、少なくとも歩夢はCBにおけるヘディングの強さの序列は低いということは推察できます。で、恐らくですが、歩夢よりダンクレーの方が上なのは間違いない所。

ならばこの試合、チアゴ負傷後のストーンが何故ダンクレーではなかったのか?という疑問は拭いきれてはいません。勝負ごとにタラレバはないですが、もしダンクレーがストーンなら防げた失点ではなかったかな?と感じてます。そういう指示はなかったのか?

ひいき目抜きでこのシーズンは、選手の負傷続き・コロナの入国制限・選手のコロナ感染で、セレッソはチームを何度も作り直している印象は強く、クルピにとって難しいシーズンなのは間違いないと思っています。そこに同情の余地はあるかな?という印象はあります。

ただ、このままでは駄目なのも事実だと思います。負のスパイラルに入る前に、きっかけを掴みたい所です。できれば、大きな勝ち点3を。解任は劇薬ですが、勝ち点3は良薬。

何れにしろ、サポは応援するだけ。しんどいですけどね(苦笑)恐らく現段階ではないと思いますが、一応、フロントの判断も注視しておきます。

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