【セレッソ】鹿島戦:清武が見せた優しさ。

セレッソ 0-1 鹿島

2021.5.26 @県立カシマサッカースタジアム

えー・・・吐きそうですww 

試合終了直後にこの記事を書こうとしてますが、試合前に食べた晩御飯のから揚げが口から出てきそうです・・・w

・・・汚い文章、すみません(苦笑)気分は重いですが、試合を振り返ってみますか。

[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]

試合内容

●試合全般的にハイライン vs ハイライン

試合を通しての内容ですが、鹿島もセレッソも4-4-2(4-2-3-1?)のシステムで、両チームともハイラインでプレスに行くような戦術でした。こうなってくると、DFラインの裏に広大なスペースが出来るので、そこを縦パス1本で狙うというような形だったかな?と思います。

結果的に凡戦な印象の強い試合でしたが、どちらのチームも自チームのボックス内に相手を侵入させない厳しい守備をしていたな~な印象。所謂、CB-ボランチ間に相手の侵入を許さない、個人的にはかなり痺れる試合だな~と前半は思ってました。

ちなみに、奧埜が何度もボックス内でパスを受けようと試みてましたが、ピトゥカに弾き飛ばされてましたね。この2人の対決も、この前半の見どころだったなと。ピトゥカとレオ・シルバは、締め方が本当に厳しかったです。

前半、セレッソが鹿島のボックス内に侵入できたのは、加藤が相手を背負って、最終的に原川がミドルを打ったシーンのみ。一方の鹿島も、PAのすぐ外の正面で藤田がファールをしたシーンくらい。攻撃が悪いというよりかはお互いの守備が良く、本当に締まった試合だと思ってました。

ボックスが密集する形だったからこそ、ボックスの外を狙うかロングボールを活かす展開しかなかったかな?とりわけ、セレッソはロングボール・オンリーの印象でしたね。この辺、工夫が必要ですね。

●セレッソの修正されてたと感じた点:

前半終了時点で、Twitter(@dotou_eng_crz)で以下のツイートをしました。

原川、いいですよね、やっぱり。身長はそんなに大きくないですが当たり負けしないし、それ故の自信があると思うのですが、プレスを受けても慌てない。居ると居ないとでは、少し違いますね。原川が中盤に居るおかげで、清武が下がらずに済んでる印象でした。

後、前回の記事で書いてたのですが、CKのストーン。ストーン役を歩夢から、ダンクレーに入れ替えてきてましたね。

前節にやっとけよ!!とは思いましたが(苦笑)しっかり、修正してきてました。そして、CKのポジショニングは、1度目に際どい所を狙われた後の2度目以降、ダンクレーのポジションが更に修正が加えられてました

1度目、狙われたかなり際どい所を半歩だけ内に絞ってケアするようなダンクレーのポジショニング。ダンクレー個人の判断だとは思いますが、鹿島のキッカーの精度が良かっただけに、この肝となるポジションでの駆け引きはめちゃくちゃ面白かったです。

●後半

中盤に原川というボールの落し所が出来ましたが、 相変わらず、前目の落し所は安定せず。坂元は、やはり厳しいマークを付けられますね。セレッソの調子はそのまま坂元の調子だと思うので、本当に踏ん張って欲しい所。

後半開始時にタガートを入れましたが、タガートにはボールがほぼ入らず。この辺、ピッチ全体像が見えないので何とも言えないですが、タガートのポジションの問題なのかな?タガートに簡単に当てて・・・というのも皆無。吹田戦は、タガートにそこそこ起点になれてただけに期待しましたが、効果的ではなかったですな。

そんな所で、前目のボールの落し所が相変わらず見つけられず。じりじりと押され始めて、そして・・・・

●新井のパスミス

こんな膠着状態の試合で、絶対にしてはいけないミス。上にも貼りましたが、前回の広島戦の記事で新井をやり玉に挙げてます。正直、ここまでの新井に本当に良い印象はありません。その上でのミスなんで・・・(苦笑)

ただ、このミスはボールを繋ごうとチャレンジした結果だと捉えるようにします。歩夢からパスを受けた時に前を向いて欲しかったですが、プレーの選択自体は間違ってなかったと思いますしね。

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そんな所で、メインのお話。

この試合、はっきりと“清武の優しさ”と言うモノを感じたところがありました。負けて荒む気持ちはあるのですが、その“清武の優しさ”を見て救われたところは感じましたね。

その辺りの深掘りをしていこうと思います。最初に断っておくと、完全に僕の解釈による内容です(笑)

[土塔えんじ:いったん、CMです]

清武のメッセージ付きのパス

優秀なパサーと呼ばれる人は、『メッセージ付きでパスを送る』と聞いた事ってないでしょうか?パスの受け手の前めにボールを出して、『走りながらボールを受けろ!』とかそういった類のモノ。

今回、清武はとても分かり易いメッセージ付きのパスを出したシーンがあります。

そして、そのメッセージを受けた相手とは・・・・新井です。

81分頃のシーン

後半の81分頃、タガートが抜け出して、シュートが打てるか?と言ったシーンがありました。鹿島DF:町田に、転がるボールを倒れながら頭でクリアされたあのシーンです。

そのシーンの直前、清武が新井に向けたメッセージパスを送ってます。

新井のミスから失点して、10分後位ですかね。このシーン、ジンヒョンからのスローを左サイドで新井がボールを受けて、清武にパス。清武は、リターンで新井に戻します。

この時の清武のパスの優しさ(笑)

清武:

顔を上げろよ!

こんなメッセージを感じました。パスが優しすぎて、カットされかけましたが(苦笑)凄い丁寧にボールを落とした印象でした。

そして、新井は相手にブロックに会いながらもなんとかボールをキープ。もう一度、清武に戻します。ボールを受けた清武は、センター方向に進みフリーの原川へパス・・・せず、反転して、もう一度、新井へ鋭い縦パスを通したのですね。

このシーン、新井のサイドに鹿島の選手が6人くらい集まってます。そして、その反対サイドにつなげられる真ん中の原川はフリーだった。でも、清武は新井へのパスを選択。パスが出てこなくて、原川が諸手を上げて怒ってましたからね(苦笑)それ位、強引に新井へパスを通したのですね。

この時、清武のパスから、

清武:

2人で取り戻すぞ!!

こんなメッセージを感じました。

相手の虚をついたと言えばそうですが、それ以上に、新井に失敗の取返しをさせてあげようとしたのではないかな?プレーの失敗は、プレーでしか返せない。それが分かっているからこそ、新井にプレーをする機会を与えてあげた。そんな印象を感じさせたパスでした。

この時、最終的には上手くは行きませんでしたが、何かね、清武の優しさに触れたような気がして嬉しかったですね。

やはり、キャプテンは清武。

今シーズンの清武を見ていて、これまでずっと思っていたことがあります。キャプテンを清武からジンヒョンか藤田辺りに変えてあげて、清武に自由にプレーしてもらいたいな~ということ。

でも、僕の考えは違うような気もしました。


キャプテンは清武、やはりお前しかいないよ

この一連の新井とのパス交換を見て、 そう感じました。これだけの選手が、本当に仲間思いだな~と。

何度も書きます。あくまで、僕の解釈・妄想ですw でも、こういうのを見せられると、清武と心中すべきかな?という気はしました。少なくとも、心中しても良いと思わせる選手だと思います。そこに触れられただけでも、僕はこの試合に意義を見出しました。

・・・とまあ、妄想で前向きになるしかない現状はしんどいな・・・www  

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