【セレッソ】鳥栖戦:清武の穴埋めはどうする?

セレッソ 3-3 鳥栖

2021.7.24 @駅前不動産スタジアム

『FC東京戦のレヴューと以下同文です』で片付けたい・・・そんな試合でしたね(苦笑)

しんどい試合が続いているので、レヴューも楽しく書いてます!!・・・という感じにはならないのですが(苦笑)頑張って書いて行こうと思います。

ではでは、行ってみますか。

[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]

試合内容・雑感

●開始直後の失点 0-1

これは、最初のクサビの対応の西尾の寄せ方が甘いですかね。相手が上手いという見方も出来ますが、前を向かせてはダメですよね。

相手FWにボールが入る時、チェックに行くCBの対応はボールを取れずとも相手のバランスを崩させる事。それが全く出来てなかったかな。傑志戦のレビューにも書きましたが、

この時の歩夢と同じような指摘になりますかね。ファールになっても、厳しく行って欲しかった所でした。

●2失点目 0-2

ここは失点シーンと言うよりかは、その前の右サイドを崩された所かと。陸がサイドに食いつきに行った所、インサイドに居た選手にその裏を突かれてました。そこから崩された中での失点。ポジショナル・サッカーにおける典型的なサイドの突き方を、そのままやられた印象でした。

普段であれば、陸は食いつかずに坂元のプレスバックを待ってたんではないかな?ちょっと、ありえないような判断ミス。この辺、連戦の疲れ・・・という所もあるかも知ません。

●加藤のゴール!!! 1-2

これは、正直、ラッキーだったと思います。褒めるとすれば、落ち着いて相手を半身かわしてシュートコースを作って打った加藤、相手の繋ごうとする判断を逆手に取った坂元のプレスが良かったですかね。

●前半終了間際の失点 1-3

ここの失点のポイントは2つあって、1つは本題として後述します。もう1つが、チアゴのポジショニングが怪し過ぎました(苦笑)

この失点シーン、セレッソのフリーキックから始まってるのですが、ボールをセットしたのが陸で、チアゴにパスします。この時、何故か、CB:チアゴが右サイド:陸と縦並びになってるんですよね。そして、ほぼ右サイドバックの位置からチアゴが入れた縦パスを奪われて、カウンターを喰らいました。

でもって、チアゴが本来のCBに居ればマークできた相手FWを西尾が見ることになり、結果、相手のドリブルするコースを西尾がカバーできない形になってました。得点を決めた選手からして、目の前にシュートコースが広がってたような感じになってましたね。多分、西尾が相手FWに引っ張られず、そのドリブルするコースを塞ぐポジション取りが出来ていれば、相手はシュートの選択肢はなかったんではないかな?

チアゴ、なんであんな右サイドなんかに居ったんやろ・・・疑問符が付くポジショニングでした。

●加藤の2ゴール目!!! 2-3

原川のFKの流れから。畳掛けられましたね。

ここ、坂元の嗅覚が凄かったですよね。GKとの競り合いを躊躇なく行ったところに、集中力が研ぎ澄まされてた印象があります。

●坂元のPK!! 3-3

坂元のPK!!!! 代表から帰ってきてからでしょうか、DAZNの実況から度々聞く、坂元の『倒れずにプレーする』というコメント。その姿勢は見て取れます。倒れずにプレーするからこそ、倒された時は本当に倒されたと判断して貰える

加えて、『ボールを持って前に進む』。 この意識も、今年の坂元からは強く感じさせます。だからこそ、相手からすると怖いプレーヤーになる。このPK奪取、坂元のプレーする意識の強さを再確認しました。本当に良いプレーだったな~と思います。

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結果論ですが、先制点か3失点目は防がないといけない失点だったと思うんですよね。試合を難しくしたのが、この2つの失点。

前述の通り、先制点は個人的には西尾の寄せの甘さと判断してます。西尾、もっと頑張れ!!!

そして、3失点目は『チアゴのポジショニング』と『もう1つある』と書きました。そこを深掘りして行こうと思います。まあ、既にこの記事のど頭のタイトルに書いてますが、『清武の穴埋め』という所ですね。

[土塔えんじ:いったん、CMです]

清武の穴埋め

表題の件を説明する前に、1つデータを紹介します。DAZNをご覧になられた方はご存じの方も多いと思いますが、この試合のハーフタイムで紹介されたデータで、その名も『平均ポジション』。

ただ、著作権的な部分になるので(苦笑)、そのままキャプチャは貼りません。僕の拙い絵で申し訳ありませんw また、あくまで注意書きとして書きますが、前述の通り、この試合のハーフタイムでの『平均ポジション』になります。

鳥栖の平均ポジション

鳥栖は、こんな感じ。

鳥栖のハーフタイムの平均ポジション

セレッソから見て、試合内容的に押されてたそのままで、綺麗なポジショナル・サッカーを展開されてたのが分かりますね。今流行りと言うか、前線に5枚(6枚になってますが(笑))張り付かせて、ボールを失ったらその前線5枚が即プレスに行くスタイルにハメられてたのがよく分かります。

セレッソの平均ポジション

対して、セレッソの平均ポジションが以下。

セレッソの平均ポジション

歪ですよね(苦笑)若干、下がり目になっているのは、押されてたという証明ですよね。

前々よりレビュー記事で書いてますが、サイドバックが高い位置を取るのがセレッソの基本。この平均ポジションを見ると、この試合ではまったく出来てない事が分かります。(あくまでこの試合のデータですので、この試合“では”と書きましたが、この試合“でも”ですかね・・・w)

そして、一目見てはっきりと分かる、もう一つ歪さを際立たせてる所がありますよね!?

そう、清武のポジショニングです。そして、そこからはっきりと『左サイドの枚数が手薄である』ということがわかります。

今日の失点シーン

今日の失点シーンが象徴的ですよね。そのまんま、その手薄な左サイドが狙われてます。

平均ポジションと3失点目のドリブルコース

DFラインでチアゴの怪しいポジショニングとかもありましたが、本来、そこに清武が居て欲しい所だったんではないかな?と。

この辺、チームとしてどういう約束になっているのか?という所ですよね。

清武は守備免除?

この問題は、再三、個人的にこのブログでも書いてたりしてます。

この試合の3失点目は、4月の福岡戦の2失点目とまったく同じ理屈だと思うんです。この福岡戦の記事では、『左サイドの関係性の整備が必要』と書いたのですが、なかなか整備されません。この福岡戦までは、清武個人の問題なのかな?という気がしてましたが、ここまで直されないという事は、チームにそういう約束があるのかな?とも。

考えられる可能性は、『清武はある程度、前残りでOKだよ』という所ですかね。攻撃に力を発揮させるため、守備はある程度免除というやり方なんでしょう。真司とかも、そういう感じでしたしね。平均ポジションを見ると、坂元もある程度前残りしてるので、6人で守るという発想。

でも、今回の3失点目を振り返ると、ブロックを敷いても穴が出てしまっているのは間違いない所。何か解決方法はないのか?

ってか、前節のFC東京戦、今節の鳥栖戦と、明確な解決方法が1つ出てますよね。

FW:清武という考え方。

FW(あるいはトップ下)に清武と言う選択肢、そして、清武の穴埋めに別の選手を左サイドに張らせる。これしかないですよね。

DAZNでは、フルタイム後の平均ポジションを出してくれないようで想像です(笑)でも、この試合でも、左サイドMFに高木が入ったことで、左サイドの手薄感は無くなりますよね。3失点目のシーンでも、左サイドに張ってる選手が居れば、プレスバックを掛けられたと思いますし。

また、清武についても守備を気にすることなくフリーで動いてもらっても良いという形が出来ると思います。清武は走りながらボールを受けられるので、流動的な前線の起点にもなれる期待感は持てます。

現状、これしかないと思うんですが・・・(苦笑)

ってか、この内容、前節もほぼ同じことを書いてるんですよね。前節は、オフェンス面での話でしたが。

チームが劇的に変わるとまでは言いませんが、好調なFC東京、4位の鳥栖相手に複数点差を追いつくだけのチームバランスは保てる実証もある。

クルピの次の判断は如何に。

ACLの疲れが出たとも見える試合

色々と書いてきましたが、選手に明らかに疲れが出てる印象はあります。2失点目前の右サイドを崩された陸の判断ミスが顕著だと思うのですが、普段では見えないような判断のおかしいプレーが随所に確認しました。

このリーグ再開後、3試合3分け。結果だけ見ると非難するべきとは思います。が、選手の現状を踏まえると、よく頑張ってるという見方も出来ます。

選手達は、ACLから帰国後に、まだ家に帰れてないんですよね(苦笑)

ACL出場クラブ、帰国後はバブル方式で試合へ アウェー遠征に公共交通機関使えず

バブル方式・・・帰国後14日間は外部との接触を遮断されながら、試合を行うための必要最低限の行動のみ許される処置。帰国したのが7月11日。現状、ACLで現地に飛んだセレッソの選手・スタッフはこの状況下にいることになります。

上のリンクの情報そのままなら、この試合まで、選手は家に帰れずにホテル住まいを強いられていたことになります。そして、今回の鳥栖への移動も全行程でバス移動だったということになります。

そんな中、上位チーム相手に先制を許しての3分けは、まずまず評価しても良いのかな?と言うのが個人的な気持ちです。ようやく、7月25日でこれも終わる(?)ので、ここからが本番!そう捉えるようにします。

あくまで、前向きに・・・という個人的なスタンスは崩さず、チームには頑張って欲しいと思います。

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