【セレッソ】吹田戦:坂元にあって、西川になかったモノ
セレッソ 1-1 吹田
2021.5.2 @ヤンマースタジアム長居
勝てた試合。本当にもったいない印象の試合でしたね(苦笑)
大阪ダービーという事もあり、また、新加入外国人選手や坂元の復帰等でメンバの入れ替わりも多く、注目点が多い試合だったと思います。その辺、振り返っていきたいと思います。
普段のレビューでは、最初に得点シーン・ハイライトを中心に振り返りますが、今回は新メンバーも多いため、選手中心に振り返ってみます。
[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]
試合の振り返り
●ダンクレー、チアゴの両センターバック
試合前、人気急上昇中の西尾がスタメンから外れたのを見て、セレサポ的にガッカリした人も多かったように見受けました。ただ、このダンクレー・チアゴの2人、正直、凄かったですよね(笑)
対人も相当強い印象でしたし、フィード面も抜群に凄かった。前半5分頃の坂元に出したダンクレーのパス、ボールスピードがエグかったし、距離があるのに正確に足元にボールを付けたのを見て驚きました。あれだけロングパスが正確であれば、サイドバック・サイドハーフも思い切って上がり易い。チアゴもほぼ同等の感想です。
個人で守れて、個人で組み立てられる選手が2枚センターバックに居る。だから、そこで完結させてしまう。組織論・システム論とは逆行する形ですが、能力が高い選手が居るのであれば、そこに任せてしまっても良いのでは?という思いがする位、2人のプレーは衝撃的でした。
●嘉人の怪我
ここは本当に痛い!早期回復を願います。ただ、ここで響くのが年齢ですよね・・・
●元彦のゴール!!
恐らく、多くの人が『こう打って欲しい!』と思ったそのままのイメージでシュートを決めてくれましたよね!素晴らしい!!
ダービーは、何だかんだで『熱意』が重要な要素になると思います。試合後のこういうコメントを残せる当たり、元彦の熱意を感じますよね。
Q:J3と比べてJ1での大阪ダービーに違った感じはありましたか?
元彦 「いや、特にはないですね。J1とJ3ではレベルは違いますが、ダービーの重みはどのカテゴリーでも同じだと思います」
https://www.cerezo.jp/matches/2021-05-02/
本当に好感が持てる選手です。このまま頭角を現していって欲しい。
●タガートの可能性
メンバー変更でもう1つの注目は、ベンチ入りを果たしたタガートでしたよね。嘉人の怪我に伴い、急遽、23分に投入。コンディションが100%ではないとのことで45分程度の出場予定。予定通りの?のイン・アウト。
ハーフタイムを挟んだので短いプレー時間に感じましたが、ボールを持った時の可能性はかなり感じさせてくれましたよね。ポストプレーでボールをしっかり繋げていたし、シュートチャンスにはシュートを打つ強引さも見せてくれました。
前線に高さがなかっただけに、期待できる選手。そんな印象でしたね。
●加藤陸次樹のハンド
不運やったな・・・・とは思いません。個人的な視点では、防ぐことが出来た・避けることが出来たプレーです。
加藤の怠慢プレー、試合に勝てなかったのも加藤のせいだとはっきりと言っておきます。
シュートブロックに行く選手は壁にならないといけない。でも、最近の選手はシュートブロックに行く際、『半身で顔を背ける』『腕で顔をカバーする』こういう姿勢を見せる選手が本当に多い。
半身になると、体を正面を向いた時と比べてシュートが当たる所が少なくなってしまう。腕で顔をカバーしようとすると、今回のようなエラーが起こる。こういったプレーは、本当に壁になり切れているのか?秋田豊みたいなことを言ってますがww、本当に大事な所だと思います。
FC東京戦、西尾は強シュートにもひるまず、顔面ブロックしましたよね。Fマリノス戦、最終的には失点してしまいましたが、 陸はハンドにならないように手を後ろに組み体を正面にしてシュートブロックに行ってました。セレッソにも、ちゃんと実践できている選手はいます。
無意識に『半身になってしまう』『腕で顔をカバーしてしまう』ではなく、西尾や陸のように、意識して『正面を向く』『手を引っ込める』という事をして欲しいですね。プロのサッカー選手であるならば。
加藤には、サッカー選手として根本的な所を見直し猛省して欲しい所です。
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そんな所で本題に入ります。
今回の試合で、大幅なメンバーの入れ替わりがありました。2CBもそうですが、注目は坂元の復帰。そして、坂元の復帰に伴い、外れたのが西川潤。タガートもベンチ入りした事から、西川はベンチからも外れてしまいました。
そんな試合で感じたことは、やはり坂元が復帰して違うな~といった所でした。オフェンス陣は、西川→坂元のみのメンバー変更であった為、そのまま坂元と西川の差と言った所ですね。
坂元にあって西川になかったモノ。今回、そういった所を掘り下げて行こうかと思います。
[土塔えんじ:いったん、CMです]
坂元が入って変わったモノ
端的に、坂元が入って変わったな~と感じたシーンがありました。それは、試合開始してすぐシーンです。
5分:嘉人のオフサイド・ゴール。ここです。
そして、このシーン、未遂ですがアシストしたのが坂元なんですね。
このプレーを見た時、個人的にある種の懐かしさを覚えてました。そうそう、これこれ。最近の勝てなかった試合は、嘉人がゴールを決められてなかった。それ所か、嘉人がこんな形で決定機に絡むこともほとんどなかったですよね。
それが、坂元が復帰して5分少々でこのプレー。
そう、個人的に坂元が入ったことで変わったと感じたのは『嘉人』です。
この試合の嘉人
以前にこんなレヴューを書きました。
ここの記事で、『嘉人のフリーになる動きは完璧』という趣旨を書きました。ここ数試合で得点を挙げてなかった嘉人でしたが、この試合のその動きを見る限り、嘉人はまるで問題ないと個人的に思っていました。
そして、この試合の嘉人。なんだか、イキイキしてるように感じませんでしたでしょうか?
あのオフサイド・ゴールが端的ですが、 明らかに坂元は嘉人の動きが見えてるんですよね。そして、そこに合わせられる技術もある。そして、嘉人も坂元が自分の動きを見てくれているという事が分かっていた。だから、イキイキしてたのではないかな?と。
(これが最初の5分で分かっただけに、嘉人の怪我が本当に悔やまれるのですが・・・)
そして、その嘉人の動きを見えてなかったのが西川なんではないかな?と。
見えてない・・・というのは少し乱暴な言い方ですが、 坂元には『自信・余裕』があって、西川には『焦り』しかなかった・・・そんな印象です。
西川にも期待
振り返ると、嘉人の今年の5ゴールは全て右サイドの崩しから。
そして、嘉人のゴールが止まったのが『坂元が怪我をしてから』とほぼほぼ一致してしまうのですよね。前述してますが、ゴールどころか嘉人が決定的なシーンを迎えるという事もほとんどなかったですよね。
そういう意味で、西川がハマってなかったな・・・というのは否定できないところかな?と思います。まあ、西川のプレーを見るからに、明らかに感じる所でしたよね(苦笑)『自分がゴールを取る!』という所を意識し過ぎて空回りしている印象でした。
しかしながら、そういう西川を見ていても、先程の嘉人のオフサイド・ゴールと同じく懐かしさを感じてます。
だいぶ飛躍した見方かもしれませんが、ここに、香川真司の面影を感じるんですよね。
真司も、真面目でストイック。チームが不調になると、自分がやらないといけないと感じて空回りする。でも、一旦引いて周囲を見始めると、また輝きを取り戻す。セレッソ在籍時の真司は、これの繰り返しで成長していってたと記憶してます。
西川も、一旦引いて周りを見て欲しいなと思ってます。そして、何かしらの数字を残せば、それが成功体験に繋がってプレーが好転すると信じています。
多分、クルピの中で、西川の序列は下がったと思います。でも、嘉人が怪我をした。また、タガートもまだコンディション100%ではない。まだまだ、西川がチャンスを掴める所はあるはず。
焦らず、次のチャンスをモノにしてもらいたい。