【セレッソ】川崎戦:クルピのフロンターレ対策とそれを上回られた個人技

セレッソ 2-3 フロンターレ

悔しい敗戦でしたね。

嘉人の2ゴールと言う、かなり良い形でリードして折り返えす。後述しますが、前半はクルピの対策がハマっている印象でした。内容・結果とも、前半終了時点で『行けるかも?』という手応えだっただけに思っただけに、勿体ない敗戦とも言えるかも知れません。

得点経過を含めて、簡単に試合を振り返ります。

[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]

得点経過から見る試合内容:

●嘉人のゴール!!!

ちょっと、神懸かり的なゴールやったように思いますね。ペナルティエリア外から、ここしかないという所にシュートを決めた。素晴らしいゴールでした!!

●レアンドロ・ダミアンの同点ゴール

ここは、歩夢のポジションニングの甘さ、西尾の寄せの甘さが諸に出た印象でした。とりわけ、西尾の寄せの甘さは目に付いたかな。ゴール前で、あれだけフリーでボレーを打たせてはダメかな?

●嘉人の2ゴール目!!!

嘉人にとって、フロンターレは特別な相手だと思うけど、そういう時の嘉人の研ぎ澄まされた感が凄い。見ているだけでビンビンと伝ってくる感じがありますよね。改めて、凄いなと思う。素晴らしい。

●レアンドロ・ダミアンの再びの同点ゴール

クロスを上げた山根に、高木が付くのか?原川が付くのか?が整理できてなくて、パスの出し手に2人がプレスに行ってしまう痛恨のミス。結果、インサイドレーンで山根がどフリーになってしまいました。もう少し、守備が整理されていけば無くなる失点かな?とは思う。ただ、後半の立ち上がりだっただけに、もう少し大事に行って欲しかったところ。

●三笘の逆転ゴール

これはもう(苦笑)三笘のテクニックも凄かったし、旗手の嫌らしいポジショニングで藤田が陸のフォローに行ききれなかったのが、地味に効いてて痛かった。そして、西尾がもう少しレアンドロ・ダミアンを自由にプレーさせないようにしたかったかな。最初の失点もそうだけど、試合通して、レアンドロ・ダミアンに良いようにあしらわれていた印象が強い。CKでも2本程、西尾の所でフリーで打たれてたし。もうちょっと、頑張れ。

●三笘の幻のゴール

三笘、ホンマに上手いですね。あんなシュートもあるんやと驚嘆しました。

ただ、この試合の嘉人の2ゴールは、両方とも三笘のエラーが絡んでるんですよね。1点目は三笘のボールロストから、2点目は三笘の守備の甘さから。とりわけ2点目の、人(陸)に付き過ぎて危険なスペースを空けて後追い守備になるのは、典型的な守備下手。だから、去年はベンチスタートが多かったのかな?という印象を持ちました。でも、個人的には、この試合で三笘は完璧な選手だった!という印象から人間だったという印象に代わり、逆に親近感がわきました(笑)

でもって、三笘のゴールが幻になったのは、オフサイド・ディレイによるもの。前節の柏戦でもあったけど、オフサイド・ディレイは慣れへんな・・・(苦笑)何があったか?よく分からなくなる。テレビで見てると解説されるが、現地観戦だと本当に訳分らん感じになるのではないかな?

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最後の失点以外は、防げたかも?と思わせるだけに、本当に勿体ない印象も強いですね。先にも書きましたが、西尾にはこの試合を糧にしてもらいたい。まあ、まだデビューして2試合目で元ブラジル代表?が相手。良い勉強。今後の西尾の活躍次第で、安い出費だったな!と言わせて欲しいものです。

そんな所で、本題に入っていきます。この試合で実施された、クルピのフロンターレ対策とそれを上回ってきたフロンターレの個人技についての考察です。

フロンターレの強みとクルピの対策

クルピの対策を書く前に、まず、フロンターレの強みについて話して行こうと思います。

フロンターレの強み

普段、僕は基本的にはセレッソの試合しか追わないので、セレッソと対戦したフロンターレの事しか知りません。なので、『強みを書く』と書いたのですが、フロンターレの戦術的な所は、そこまで詳しくは分かってないと思います(苦笑)

ただ、この試合を通して感じたフロンターレの強みは、ウイング・インサイドハーフ・サイドバックの3人が前線で絡んだ時が末恐ろしい・・・という所です。

  • 左サイド: 三笘(ウイング)・脇坂(インサイド)・旗手(SB)
  • 右サイド: 家長(ウイング)・田中(インサイド)・山根(SB)

この辺の選手は、全員『前を向いてプレー』できるので、3人が絡むと何でもしてくるイメージ。特に、4-4-2におけるボックス内(DFラインとMFラインの間)で、コンビネーションされると混乱しまくる感じですね。

そして、3人で崩した後、中央にはレアンドロ・ダミアン(または、小林悠)が居る。そこに合わせてくる。今日の3失点目みたいに、レアンドロ・ダミアンが絡んでくる場合もありますね。いやぁ、厄介厄介w

でもって、この試合でクルピがとった対策というのも、個人的にはかなり面白かったです。その対策とは・・・Twitter(@dotou_eng_crz)で、ハーフタイムに以下をツイートしたのですが、

この3人を抑えるのではなく、フロンターレのアンカー:ジョアン・シミッチを抑えるというモノでした。次に、その理由等を書いていきます。

クルピの対策:ジョアン・シミッチを抑える。

前半、フロンターレがDFラインでボールを回している時の、嘉人と清武の2人の動きが、個人的にはかなり気になってました。

フロンターレンのDFラインでボールを回している時、嘉人と清武はずっとシミッチを挟み込んでるんですよね。または、シミッチへのパスコースを消すようなポジション取り。そこから、どちらかがDFラインにプレスに行こうとしたら、もう片方はシミッチをマンマークに付く感じで、徹底的にシミッチにボールを触らせないようにしてました。

ここを抑えていると、フロンターレのインサイドハーフ:脇坂、田中のどちらかがシミッチの横まで降りてくるんですよね。で、そこ起点でビルドアップが始まる感じで、脇坂が降りてくれば左サイドから、田中が降りてくれば右サイドから攻撃が始まるような感じでした。

そして、クルピの狙いもこの『インサイドハーフを降ろさせる』という所にあるように感じてました。というのも、インサイドハーフを降ろしてしまえば、そちらサイドから始まる攻撃は、サイドバックが上がってきたとしても、ボックス内は2枚だけなんですよね。インサイドハーフは降りた分、攻撃が遅れる。

前述の通り、ウイング・インサイドハーフ・サイドバックの3枚がボックス内で絡んだ時に末恐ろしい攻撃になりますが、インサイドハーフが絡まない2枚の攻撃だと、セレッソもCB・ボランチ・サイドバックの3枚で対応できてました。(それでもまあ、三笘とか家長とかいますけど・・・w)

[土塔えんじ:いったん、CMです]

シミッチから前線にボールを供給されれば、インサイドハーフも降りずに済むので、簡単に3枚での攻撃を許してしまう。だから、まずはシミッチを抑えて、インサイドハーフを降ろさせる。インサイドハーフが降りるということは、つまり、インサイドハーフが4-4-2のボックスの外に出ることになります。ですので、例えそこからインサイドハーフが上がってきたとしても、その動きは見えてるので捕まえやすい(セレッソ側からして、サイドMFがチェックに行ける)。

アンカーのシミッチも、中央からほとんど動かないのでマークし易く、嘉人・清武の2人に連携させる。嘉人と清武の動きから、クルピの対策はこんな風に感じてました。

1失点したものの、この形、前半はかなり上手くハマってました。リードも奪えていたし、これは行けるんでは?という感触も個人的にはしてました。さすがクルピの戦術眼!要所を抑えてくるな~と思ってました。

・・・が、後半は、そう上手くはさせてくれませんでしたね。流石は王者!と言ったところ。クルピの対策は、1人の個人技で打ち破られました。次に、そこを深掘りしていきます。

クルピの対策を上回る個人技

さて、ここで問題です。クルピの対策を上回った個人技は、いったい誰の個人技だったでしょうか? 

家長かな? 

三笘かな?

正解は・・・

谷口 彰悟

でした。いやまあ、3失点目の三笘でも正解ですけど(苦笑)ここは、後半早々の2失点目を挙げます

このシーン、最初、(セレッソの)右サイドで上手く三笘・脇坂の2枚だけで攻撃をさせる形にはなってたのですが、脇坂がボールを落として谷口へ。そこから、谷口は・・・

逆サイド(セレッソの左サイド)奥深くへのサイドチェンジ

これ、相当やばかったですよね。エグいパスでした。このパス1本で、自陣の奥深くでDFラインを横に広げられ、その上で、ボールを大外で受けた家長、インサイドレーンで山根、2人のフォローで田中と、完全に3枚が絡むシチュエーションを整えられました。原川と高木の受け渡しが上手くできなかったのもありましたが、かなりしてやられたパスだったなと。

後半開始時、クルピの対策に対して、フロンターレがどう対応してくるのか?に個人的には注目してましたが、シミッチの後ろにそんな個人技があったのか・・・『シミッチが抑えられたなら、俺がやる!3枚は前に居ろ!』的に谷口に出てこられた印象が強かったです。しかも、後半早々にしてやられて大ダメージ。

フロンターレは攻撃の選手に注目が行きますが、 谷口彰悟、 凄い選手ですな。新たな衝撃を受けましたわ。

次はこうはいかない。

でも、この試合、本当に勿体なかったなと思います。特に2失点目は、原川・高木のマークの受け渡しがうまく行ければな・・・と本当に悔しく思います。

そういう意味で、ホームに迎え撃つときは、今以上のチーム状態なのは間違いのないところだと思うので、フロンターレ撃破を期待したいですね。ここを超えないと、タイトルも見えないですからね。

これからも、チームの成長を期待したいかと思います。

それと、最後になりましたが・・・・人様のツイートを拝借しまして、こういうのいいですね。僕が言うのも変ですが、有難うございます。

これも、現役を続ける嘉人のおかげという側面もあると思います。嘉人にも感謝。

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