【セレッソ】2021年始動会見:小田記者の秀逸な質問と、嘉人の回答
2021年1月22日、チーム始動記者会見がありましたね。僕はリモートワークという状況をうまく利用して・・・要するに仕事を少しサボって(笑)、リアルタイムで拝見させてもらいました。
個人的にサポコンとかも行ったことがなかったので、『へー、こんな感じなのか~』と、一応仕事中でもありましたし、気持ち半分程度で見てました。そんな所で、会見の雑感と、かなり気になった部分からがあったので、書き記したいと思います。
[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]
記者会見の雑感
記者会見の進行から、ざっくり雑感を書いていきます。
クラブ理念の発表
1企業を運営するにあたって、指針を示すことは重要だと思います。ただ、今回の記者会見でのセレッソのそれは、 既存サポーターにとってはありきたりというか聞き飽きてたというか(苦笑)
スポンサー、あるいは新規サポーター向けの発表なのかな?新規サポーターってなかなかこんな会見まで見ないような気がするので、スポンサー向けか。それにしても、杓子定規的。モリシも、もうちょっと熱を持って発表すれば良いのにな・・・とは思いました。
チーム編成
ここについては、前回の下の記事でも書きましたが、大きな不満はありません。よく考えられている選手構成だと思っているからです。ヨニッチは残念ながら退団になりましたが、直ぐにチアゴを獲得しましたし。
一番気になったのは、ヒゲカジ氏のつぶらな瞳(笑)こんな感じの目の人やったっけ?って感じました。個人的には、眼鏡の印象が強いからかな?
それと、もともとCBの人なので大柄な印象でしたが、凄い小さく見えました。年だからな。それとも、ストレス(苦笑)?
クルピ
普段の柔らかい目つきから、真剣な時に目の鋭くなるのは、以前から変わらない印象。それは少し安心したかな。でも、腹が出過ぎてないか(苦笑)?マテルもガンジーさんも復帰して、クルピ体制としては整った感じはありましたね。
選手
嘉人・マツケンの時は、おーってなりますよね、やっぱり。松田力の時も、めっちゃ似てる!髪型、整いすぎてる!な感じでした(笑)
新加入選手で一番、印象に残ったのは鳥海。一番印象が薄かったのが、逆に印象に残った感じですが(苦笑)どんなプレーをするのか?が少し楽しみになりました。アピールポイントとして、『スピード』と言っていました。個人的に、クルピのサッカーの1つのやり方で、DFの『スピード』はかなり重要なポイントだと思っているので期待したい。
質疑応答
この辺で仕事の電話が入ったりしてたので、聞き流すくらいで聞いてました。にしても、選手のコメントが下手過ぎでしたよね(苦笑)日本代表選出もある進藤は、しっかり話せてた印象ですが、『一緒です』とかは少々残念(苦笑)マツケンの『一緒です』も狙ってましたが、スベってましたね(苦笑)
予想できる質問、予想できる回答が続いた上で、クルピの『全員、ブサイク!』もスベりw、グダグダ感が拭えない感じでした(苦笑)しかしながら、この質疑応答の中で少し、いや、かなり気になった部分があり、今回、ピックアップします。
昨年までのセレッソの印象
セレッソの番記者で、セレサポが1番信頼を置いているだろうEL GOLAZO の小田さん(@oda800628)の質問。ヨニッチ移籍の対価(移籍金)の質問が、Twitterで大絶賛されてましたが、個人的にはその次の、
昨年までのセレッソの印象
を選手1人1人に聞いた質問が、かなり秀逸だな~と感じました。どういう意図で質問されたか?までは分からないですが、個人的に興味を刺激される質問でした。さすが、小田さん。
この質問は、言い換えると、
対戦相手としてのロティーナ・セレッソは、
どういう印象だったか?
ということになりますよね。個人的に、これがとても気になっていたのです。セレッソサポーターやプロのサッカー評論家から、『戦術的に凄いサッカーしてる!』と評判でしたが、実際に対戦している選手からしてどうだったか?というところ。
対戦した進藤と原川
少し残念だったのが、対戦したことがあるのが、J1のチームから移籍してきた進藤と原川だけ。この2人の発言の要約は、以下の通り。
まずは、進藤。
●チームとしての規律がしっかりしている。
●攻撃はアグレッシブ、守備は整備されている
●対戦していて難しい相手
そして、原川。
●攻守両面でオーガナイズされている。
●対戦相手によって、やり方を変えている。
●対戦していて嫌な相手。
両者とも、最初の2つはセレッソがやっていた事、3つ目が対戦相手としての印象。とまあ、セレサポやサッカー評論家が抱いている評価とほぼ変わらない印象でしたか。 やっぱり、対戦相手として嫌とか難しい・・・は、ロティーナ・セレッソにとっては誉め言葉ですかね。
質問の裏で、もう1つ確認したかった選手の意識。
また、この小田さんの質問を聞いて、個人的に選手の口から聞きたいと直感的に思ったのは、ロティーナ・セレッソの印象もそうですが、選手自身が『昨年までのセレッソで足らないと感じていた部分』で『自分がセレッソに所属してどう補うか?』というところ。
要は、どんな意識でセレッソに加入してきてくれたのか?という部分。
[土塔えんじ:いったん、CMです]
まあ、質問内容がそこまでは求められてなかったし、監督も変わってるし、これから頑張っていこうとするチームを悪く言うことにもなり兼ねない。だから、進藤、原川とも当たり障りのないところの回答で終始した印象でもありました。(だからと言って、進藤、原川にマイナスイメージを持つわけでもありません。)
この2人以降は、新井『同様の意見です』、為田『一緒です』が続き(苦笑)もうちょっと何かあるやろ?wとは思いつつ、対戦経験がないであろうJ2所属チームからの移籍選手でしたし、そこまでの回答はさすがに望めないかな?と感じてました。
ただ・・・次が、違ってましたよね。そう、大久保嘉人です。
嘉人の回答
嘉人の回答の概要は、以下の通りです。
●ポジショナルプレーで安定したサッカーをしている。
●複数得点が少なかった。
『複数得点が少なかった』は、かなり勇気のある指摘だと思いました。J2に居たのでセレッソを追い続けていた訳ではないとしながらも、嘉人が感じていたセレッソの課題を指摘してくれました。
ロティーナ・サッカーは、失点を0に抑えることがセオリー。でも、それ故に先制されると苦しいという展開は何度もあったと思います。嘉人がそれを知ってか知らずかは分からないですが、移籍してくる選手が、自身が感じていたチームの課題を言ってくれるのは、とても嬉しいことだな、と個人的には思いました。 さすが、裏表のない嘉人だな~と、とても関心しました。
改めて書きますが、僕が選手から聞きたかったことについて、嘉人は、
『昨年までのセレッソで足らないと感じていた部分』=『複数得点が少ない』
と回答し、その次の
『自分がセレッソに所属してどう補うか?』 =『嘉人はFWなので言わずもがな』
ですよね。2個めは少し推測はいってますが(苦笑)こういう回答が選手の口から出たのが、個人的にこの会見で1番嬉しかったことです。色々、言われてますが、嘉人にはやっぱり期待したいかなと思いました。
最後に、小田さんに感謝
一般紙の記者は、見出しにし易い質問が多かったように思います。見出しにしようとしてたのは嘉人で、変化球的に進藤なのかな?
ただ、 小田さんの質問は『サポーターが知りたいこと』目線でしたよね。ヨニッチの質問しかり、僕個人だけかもしれないですがw『昨年までのセレッソの印象』の質問しかり。そういった部分に寄与できるから、セレサポから愛されるのだな~という印象を持ちました。個人的にもTwitterでフォローしてますが、つぶやきも愛があり、嫌みがない。
この記事が小田さんに読まれることはないでしょうが、 個人的に感謝したいかと思います。 いつも、ありがとうございます。
EL GOLAZO 、最近、買ってないのが申し訳なくなってきました・・・(苦笑)