【セレッソ】鳥栖戦:称賛されるべき豊川の被ファウル。
セレッソ 1-0 鳥栖
2021.4.2 @ヤンマースタジアム長居
Jリーグ再開!!!やっぱり、勝利は良いですよね~。風邪気味だったのですが、試合の興奮と共に吹き飛びましたね(笑)素晴らしい勝利をありがとう!
そんな所で、簡単な試合の振り返りを。
[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]
試合内容
●嘉人のゴール!!!!・・・・ではなかった(苦笑)
絶妙なタイミング!!!と思ったのですが、VTRで見ると思いっきりオフサイド(苦笑)まあでも、あそこに侵入できるのが嘉人ですよね。継続が大事、続けて欲しいプレーではありますね。
●西川の技ありシュート
西川の相手を抜き切らない状態でのシュート!!GKに止められましたが、あー言うのを見ると、やはり期待したい選手ですよね。
今日の試合、野心を隠そうともせずでした(笑)でも、あー言う姿勢、クルピは好きなんちゃうかな?と思います。バテバテでも、交代させませんでしたからね。
そして、アディショナルタイム位で、絶対に時間稼ぎするところやろ!?という所でもクロス!!えーやん、えーやん(笑)もう少し経験値を積めば、あそこは時間稼ぎの判断をしないとアカンでしょうが、今の西川の現状から、あの場面はあのクロスで正解だと個人的には思います。それが、彼の為、強いてはセレッソの為になるのではないかな?と思います。
遠慮せず、坂元からポジションを奪ってくれ!!
●後半開始直後、奧埜のゴール!!!
ファーストタッチのボールの置き所から、シュートを打つ際の力みの無さ。全てがパーフェクトでしたね。素晴らしかったですね。アディショナルタイムに入った時に、そういう流れではありましたが、相手GKにまでプレスに行っていた奧埜。試合終盤でも、流石の運動量。やっぱ、凄いな~。
●ファン・ソッコの退場
まあ、1枚目を出させた嘉人が狡猾だった・・・というよりかは、報復はそもそもアカンでしょ(苦笑)そこからずっとイライラしていて、豊川へ後ろからの削りを入れた時と、同じく豊川に肘が入った時、両方とも主審がファン・ソッコをなだめてたんですね。その上で、清武へのファウルでしたからね。清武へのファウルはそれ自体はそれ程悪質ではなくても、合わせ技1本!!という形だったんでしょう。
●勝ったなと思った82分頃のシーン
試合を通して確かに危ないシーンもありましたが、それ程、鳥栖に怖い印象を持ちませんでした。鳥栖は真ん中でボールを受けても、直ぐにサイドに振ってくれる。他チームを悪く言うつもりはないのですが、正しく状況判断をしてプレーをしてるようには見えなかったんですよね。攻撃はパターン化し過ぎてて、そこに状況判断が伴わない印象。
典型的だったのが、81分50秒位からの鳥栖の攻撃。鳥栖GK(もの凄い判断が早くて良い選手ですね)から、中央の鳥栖10番にボールが出た時、鳥栖の攻撃5枚に対して、セレッソのDF陣:4枚だったんです。やばい!!と思った瞬間、鳥栖10番がサイドにボールを展開。そして、鳥栖10番はスピードを緩めてくれたんです。
サイドに振ると、それだけボールが前へ進むスピードが落ちるので、セレッソMF陣は帰陣。鳥栖10番がドリブルで最後までボールを運べば、セレッソMF陣は間に合ってなかったはず。また、サイドにボールを振った後に鳥栖10番が前線に絡みに行けば、クロスに対する枚数が増えて、攻撃に更に厚みが出た場面でもあったのですが、それも放棄。この鳥栖10番のプレーには、かなり助かりましたね。
こういう所って、凄い選手の質が出ると思ってます。状況判断の優劣ですよね。鳥栖GKの状況判断が優れてて数的優位になったのにも関わらず、鳥栖10番の状況判断の甘さでそのチャンスを手放す。長年サッカーを見てきてて、こういう相手がチグハグな時はまず負けない。だから、僕はこの時に勝利を確信しました。
普段、相手チームの事を批判的に書くことはほとんどないのですが、あまりにも典型的なシーンだったので、今回、書いてみました。鳥栖サポさん、もし読まれてましたらすみません(苦笑)
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そんな所で、今回の本題。豊川のプレー・・・というよりかは、被ファウルについて。
個人的に、豊川の被ファウルは称賛されるべきプレーだと考えています。この辺りについて、僕なりの解釈を書いて行こうと思います。
豊川が肘打ちを受ける理由
今シーズンのセレッソを見ていて、こんな印象を持っている方は多いんではないでしょうか?
豊川、やたら顔に肘打ちされてない?
豊川、毎試合のように肘打ちを受けて顔を抑えていると思いません?オーバーリアクションも確かに含まれてますが(苦笑)、僕が見る限りは、そのほとんどが何かしらの形で相手の手が豊川の顔に当たってます。
これは、どういう事か?その辺を少し掘り下げます。
[土塔えんじ:いったん、CMです]
ウザ絡み
少し前にこんな記事を書きました。
本当に、僕はウザガラマーとして豊川は大好きで(笑)豊川が肘打ちを受ける理由は、このウザ絡みが当然ながらあると思います。どんな形ででも絡んで行こうとしますからね、豊川は(笑)
それ故に相手との接触プレーが増えて、必然的に手が顔に当たることも多くなるでしょう。
・・・とまあ、今日の試合を見るまでは、僕自身もこの程度に思ってました。ただ、今日の試合では個人的に新たな豊川の魅力を発見しました。次に、そのプレーを紹介していこうと思います。
“もぐり”豊川
単刀直入に言うと“もぐり”です(笑)表現的に、この言葉が一番しっくりくるのですがw 少し説明をします(笑)
この試合の最初、嘉人のゴール取り消しシーンありましたよね?あれは、西川のFKからの場面でしたが、そのFKを獲得したのが豊川。つまり、そこでファウルを受けたのが豊川だったんですね。
このシーンをよーく振り返ると、ファウルをしたのが鳥栖41番松岡選手。この松岡選手、身長が170cm。対して、豊川が171cm。ほぼほぼ一緒の背丈ですよね。
ところが!この競り合いのシーンで、身長に差のない2人では考えるのが難しいシーンが起こります。
DAZNのフルタイム版でこのシーンのリプレーを見直すと、ファウルを受ける直前、競り合いの中で、一瞬ですが、豊川の頭の上に松岡選手の顔が見えるのです。これがどういう事かと言うと、それ位に豊川の重心がグッと下がっているんです。そこから、相手の脇を抜くような感じでドリブルを仕掛けてます。
つまり、相手の脇に潜るんです。だから、“もぐり”(笑)
多分、豊川はこういうプレーをずっとやってるんだろうな~と思います。同じ身長差位でもここまで入れるのだから、高身長のCBならもっと脇に入って行き易いでしょうし。
そして、相手の脇に潜ると、そこには相手の腕があるんですよね。だからこそ、必然的に相手の手が豊川の顔に入る回数も増えているんだと。
称賛されるべきはその勇気。
身長の低いFWは、接触プレーを避ける選択をする選手が多いので、なかなか目にすることも少ないプレーだと思います。そして、この“もぐり”は普通に考えて、とても勇気のいるプレーですよね。
相手の腕がある所に、潜っていく。普通に出来るプレーではないはずです。相手の腕が顔に入ると、まず間違いなく痛いですし、それを思うと臆する場面も必ず出てくる。
でも、豊川は怯まない。
豊川が称賛されるべきはこの勇気だと、個人的には思います。なかなか継続して出来るプレーではないですよ。必然的に被ファウルも多くなり、チームに貢献してくれる。
身長は低いが、重心が更に低くて潜ってくる。そして、ウザ絡み。高身長のCBには、めんどくさい選手であることこの上ないですよね。そら、ファン・ソッコもイラつくわ(笑)
豊川、面白いな(笑)また、豊川が好きになりましたわ。
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