【セレッソ】 仙台戦:ロティーナサッカーのサイドバックの特徴的な動き
セレッソ 2-0 ベガルタ仙台
@ ユアテックスタジアム仙台 2019年3月30日
久々の勝利に気を良くして(笑) てか、この試合含めてここ数試合、リアルタイムで見れてないのですけど、負け試合を振り返る気が起こらなくて・・・(苦笑) 浦和戦が復調気配ありな感じだったようで、この試合は楽しみでもありました。
活躍した二人、都倉と奥埜
この試合で活躍したのは、個人的には都倉と奥埜かと感じました。
[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]
今までのセレッソは、個が際立つ選手が多かったのですね。真司、乾を筆頭に、蛍、健勇、曜一朗、清武、拓実・・・。彼らにボールを渡せば、個の能力で後は何とかしてくれる。いやぁ、見ていて楽しかったですよね~(笑)
反面、そこを複数人とかで対策を取られると、抑えられ苦しいサッカーになってた。ここ10年位はそんなサッカーの継続だったかと。
それとは反対に、都倉、奥埜に見る能力は、周りを使って前向きなプレーを他の選手にさせ、周りにそうさせることで自分も前向きにプレーをする。
良い意味で、日本人的というかそういう分野でのトッププレーヤーなんだなと、この試合みて感じました。でもって、そういう選手がセレッソではとても新鮮に映る。個が目立つのではなく、チームに溶け込める選手。
後は個の能力の高い曜一朗、清武らとどう融合するか?そんな所を今後見ていきたいですかね。一点目なんかは、その片鱗が見えましたよね。今後も楽しみ。
ちなみに、都倉はキャラクターが個人的に嫌いで(苦笑)セレッソに来てからも、都倉のSNS アカウントのフォローを未だにしていなかったのですが、これを機にフォローしますかw
本題:ロティーナサッカーのサイドバックの特徴的な動き
本題は、こちら。
この試合を通じて気付いたのが、
サイドバックの守備のやり方に特徴あるな~
なこと。
この試合のセレッソのサイドバックは、松田、丸橋。3CBバックのサイドを含めると、木本と片山。
片山と松田が裏を取られる
最初に気付いたのが、片山が危なっかしい動きをして裏を取られてるな・・・ということでした。
去年の札幌戦で現・Fマリの三好にブッコ抜かれて以来、個人的に全幅の信頼を置けていない片山(苦笑)なんで、正直、斜に構える感じで見ていたのは事実ですがw
[土塔えんじ:いったん、CMです]
ただ、個人的に全幅の信頼を置いている松田陸も片山と同じような動きをして裏を取られているのを見かけました。
あれ?これまで、陸はあんな裏の取られ方しなかったのにな?なんか狙いがあるのか?
そんな所から、片山・木本・丸橋も含めたサイドバックの動きを注視しました。んで、以下のような事が分かりました。(ってか、だいぶ、片山に失礼ですね・・・w)
サイドバックの体の向きが特徴的
相手のFW+MFがサイドから攻め込もうとしたとします。相手MFがボールを保持して、スルーパスでもドリブルでも行ける状態。で、FWはサイドに開く動きを取る。
こういう状況になった時、MFは当然、奥埜かソーザが行くんですが、陸や片山らサイドバックは自分のマーカーとなる相手FWに対して背を向けて、フィールド内側を見る方向に体を向けるんですよね。

(ロティーナサッカー:体の向きをフィールドの内側に向ける)
こうなると、自分のマーカーを背中に感じながら守備をしないといけなく、マーカーにボールが渡るとチェックに行くのにワンテンポ遅れます。自分のマーカーを視野に入れることが出来ないから、裏も取られやすい。松田、片山が裏を取られた・・・と感じたのはまさにこんなシーン。
何故、こんな守り方をするのか?
ここで、前に投稿した神戸戦の違和感は、ここにあるんだな~という気がしました。あくまで、ボールを奪うことを主眼として体の向きを考えているのかな?と。
去年を振り返ると、尹さんの時はプレスが生命線みたいなところがあったので、FWにボールが渡った場合にすぐにプレスに行けるよう、マーカーに対して体を向ける、つまりはフィールドの外側に体の向けてました。

(尹サッカー:マーカーに体を向ける)
大きく違いますよね。DFラインは去年から居た選手だけど、やり方が違うとまるで違う。
実はこの内側に体を向けるのは、ザックジャパンのやり方と同じ。ただ、当時のザックさんのやり方では、内側を見てケアすることで内側のエリアにスルーパスを出させない狙いがあったとか。スルーパスを出されるなら、真ん中に近いところに出されたくない。
ロティーナもその狙いがあるかも?だけど、やり方が一緒でも狙いが少し違ってくるのも面白いですね。
どれが良いかとかは一概に言えないし、監督の価値観の問題なんだと思うのですが、サッカーは奥が深いな~と考えさせられますね。面白いです。
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