【サッカー】ACL決勝進出の浦和レッズが残留争いするJリーグを考察する。

今回の投稿は、少しセレッソを離れて浦和レッズ関連の話です。

 
 

2019年10月23日、ACL準決勝 アウェイ:広州広大戦で見事に1-0で勝利し、ACL決勝進出を果たした浦和レッズ。遅ればせながら、おめでとうございます!決勝も、是非とも頑張って欲しい。

 
 

と、ACLの輝かしい結果はさておき、Jリーグでは、、、

 
 

入れ替え戦圏内から勝ち点5差の9位。2019年10月30日現在で、他チームより1試合多く消化していることを考えれば、残留争いに巻き込まれてると言える順位かと思います。

 
 

何故、こんなことが起こっているのでしょうか?

 

[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]

 

その辺、普段、セレサポというポジションからもJリーグを見ている者として考察してみたいと思います。

 
 

国の特色が反映されるサッカー

国別でサッカーのスタイルを語る上で、

サッカーは、その国の特色が反映される

と耳にした方もおられると思います。大雑把に、欧州スタイルや南米スタイルなんぞ言いますよね?昔は、涼しい国は長い距離を走るロングパス主体が多いとか、暑い国は短い距離だけを走るようパスサッカーになるとか。

 
 

最近では、ワールドワイドでボーダレスになりつつあり、言われることは少ないようにも思いますが、それでもワールドカップとかになると、個人的には国毎に特色が出ていると感じます。

  • イングランド: 紳士の国らしく、どんな不利な判定をされても抗議をほとんどしない。
  • 南米系: イングランドとは反対に相手を騙すようなプレーも行う。1vs1が強い。
  • アフリカ系: 身体能力抜群!世界的な選手も出たりするが、チームとして統率は取れない。
  • フランス: アフリカ系移民も多く身体能力抜群!統率も取れるから強い。

いくつか例に挙げましたが、各国ごとに僕はこんなイメージを持っています。

 
 

これらを振り返ってみると、個人的には、

その国の文化も影響がある

そんな印象を受けてます。イングランドやフランスなんかは、分かり易いですよね。

 
 

では、日本は?

 
 

日本はどんな特色があるサッカーをしてますでしょうか?まず、日本の文化から見ていきましょうか。

 
 

日本の文化の特徴って?

日本の文化、日本人の特徴として、一般論として以前から言われていることは、

  1. 言われたことは、ほぼ完璧に動ける。
  2. 言われてないことは、なかなか対応に困る。
  3. 出る杭は打つ。
  4. 出過ぎた杭は、打とうとするもなかなか打ち切れない。でも、打つ。(粘着系w)

そんな感じなんだと思います。

 
 

日本の国民性は、サッカー向きではなく野球向き。そんな事を言われた時期もありました。でも、サッカーにおいても、98年フランスW杯から6大会連続出場(うち1つは自国開催)。足掛け24年に渡って、アジアではトップグループにいる訳です。

 
 

これらの国民性も、世界のトップに至らずとも、

日本人の国民性に沿ったサッカーができ始めている

と個人的には感じています。では、そのサッカーとは?

 
 

日本人の国民性に沿う=作戦遂行能力を活かす

ずばり、タイトルに書いてしまいましたが、日本人の国民性に沿ったサッカーとは、

作戦遂行能力の高さを活かしたサッカー

だと思っています。

 
 

言われたことは、ほぼ完璧にこなせる。はみ出したこともしない。これらを活かした戦術をベースに戦う。守備面は、それでかなり安定した戦い方が出来ていると感じます。

 
 

攻撃面でも、作戦遂行能力は当然必要。ただ、仕掛けるタイミングで自由度も求めらる。日本人の特徴とは少し外れていて、課題とされる能力。

 
 

でも、そこを求められた時、ちょうど香川・本田あたりが出始め『自分の責任で、攻撃を仕掛けられる選手』が増えてきて、攻撃面の課題も解消されてきた。

 
 

これらを総括すると、

  • 守備面:作戦遂行能力がフルに活かせる
  • 攻撃面:作戦遂行能力+自由度も出せる

そんな感じで日本のサッカーは安定してきているのだと感じています。

 
 

日本人の作戦遂行能力の高さという面でいうと、日本人が主体のJリーグでも当然見られます。で、ようやく本題(苦笑)、浦和レッズが今年のJリーグで残留争いに巻き込まれている現状を分析します。

 

[土塔えんじ:いったん、CMです]

 

各Jチームは相手チームの対策の練合い

普段、セレッソを見ていると、相手チームの狙いはハッキリしています。

左SB:丸橋の上がった裏のスペースを狙う

だいたい、セレッソは左サイドを狙われます。逆に、左サイドを丸橋が制すれば、セレッソは試合を圧倒的に優位に進めることができるのですね。すなわち、セレッソのキーとなる所が左サイドです。

 
 

他チームを逐一、追ってる訳ではないので分からないですが、各チーム、セレッソと同じようなキーとなる所があると思います。対戦チームのキーとなる所をどう攻略するか?を考え、どうトレーニングしてチームに落とし込むか?そうやって作戦遂行能力をフルに活かす、そこが監督の腕の見せ所なんだろうなと思います。

 
 

その作戦遂行能力を発揮させるのに、準備期間が重要になってくるのだと思います。しっかり対策を練る期間、トレーニングする期間をきっちり取れるかどうか?

 
 

浦和レッズ、Jリーグと並行してACLを戦っていて、準備期間をちゃんと取れてましたか?

 
 

体力的な面より、むしろ準備期間が取れないのが、海外の移動もあるACLとの並行は難しいのかと感じます。それゆえに、ACL出場チームは、日本人が持っている作戦遂行能力をフルに引き出せていない、あるいは対戦相手の作戦遂行能力に負けてしまっている印象です。セレッソも、ACL3回経験してますから、本当に苦戦するのはよく分かります。。

 
 

そして、それとは別に、日本人の特徴がモロにJリーグで出ているのを見かけます。それは・・・

 
 

Jリーグは出る杭を打つリーグ

フォルランがセレッソに加入した当時、ネット上でのセレッソに対する妬み嫉み、罵詈雑言が激しかったのを覚えています。未だに、それを引きずってる人も見かけますw

 
 

今でいうと、ヴィッセル神戸でしょうか。イニエスタ、ヴィジャ、ポドルスキに外国人多数、蛍まで持っていきやがってね。でも、ヴィッセルが負けると、正直ベースで愉快に感じる人も多いのではないでしょうか(苦笑)?

 
 

自分自身も嫌になる時がありますが、日本人のネガティブな特徴。Jリーガーも大半は日本人。結構、Jリーグもそのネガティブな特徴が出てると感じませんか?

  • 14年のセレッソの降格
  • 17年広島3連覇の翌年、降格寸前の成績
  • 19年ヴィッセルの苦戦
  • 19年フロンターレの苦戦

最近の例でぱっと思いつくだけで、これ位出てきます。これだけのチームが、出る杭となってしまって打たれている印象を個人的には持ってます。

 
 

J2リーグの方がもっと顕著にあるイメージですよね。セレッソは降格3回足掛け6年、J2経験して、その毎回で優勝候補に挙げられてましたが結局J2優勝はないですし、ジェフなんかJ2降格当初は目の敵にされてそうでしたし・・・(苦笑)

 
 

浦和レッズはどうですか?

 
 

ACLの決勝に上がれる位、能力の高い選手が多いです。現・元代表選手も多く抱えて、やはり目の敵にされてるイメージは個人的にはあります。出る杭になってるんだと思われます。

 
 

浦和レッズ ’19

僕の結論として、19年のJリーグにおける浦和レッズは、以下のような状態です。

  • ACLと並行して準備期間が取れず、作戦遂行能力が発揮できない。対戦相手は作戦遂行能力を発揮できる状態にある。
  • 出る杭になっていて、他チームの目の敵にされている。

そんな所から、

 
 

Jリーグでは良い成績に至ってない。というふうに個人的には考えています。

 
 

ただ、個人的には、他チームの状況を鑑みて、レッズは残留するだろうと思っています。それよりかは、CL制覇を!他サポですが、陰ながら応援しておきます。

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