【我が子への残言】お金について子に伝える
子供へ、お金のことについて伝える事ってとても難しいと感じますよね。
実際、僕が子供頃に自分の親から伝えられたことっていうのを思い出してみると、
お金は大事にする事
ざっくりとこんな感じのことを伝えられたこと位。
[土塔えんじ:ご覧の提供でお送りします]
でも、僕自身が大人になっていく中で、いろいろ経験して、勉強して、そしてお金について子供に伝えたいことが少しづつ見えてきたので、それを整理していってみます。
※書きながら整理する側面もありますので、乱文はご容赦ください。
お金って何?
この題名について、単当直入に言います。
お金 = “信用”
『自分の不勉強で、損をしたくない』という思いから、いくつものお金に関する本を読んできました。その本の大体に書かれていたことがコレ。お金とは信用を形に変えたもの。
例えば、1万円札。お札自体はただの紙切れな訳ですよね。その紙切れに1万円の価値があるという使う人の共通の信用があって、初めて紙切れに1万円の価値が出てくるのですよね。また、それをある種の担保しているのが、1万円を発行する日本銀行。日本銀行に信用があるということも信用の裏付けとして、日本国民は持っているんですよね。
そういう部分から、お金=信用・・・というのは間違いないと個人的にも思います。
お金=“信用”と置き換えて見えて来るもの
お金=“信用”と置き換えると、色々と見えてくるものがあります。その辺をいくつか挙げて行ってみます。
学歴社会は、偏差値が信用に置き換わる。
昨今の日本では、かなり多様性が出てきているようにも感じますが、基本的には学歴社会ですよね。学歴が高ければ高いほど、年収が高くなる。
何故、こんな傾向になってしまうのか?
それは新卒で就職活動をしていく上で、採用する側の企業が学生の信用を測る・比較する対象が偏差値や大学名でしか計る術がないから。個人的な経験を踏まえると、そう強く思います。
偏差値が高い=信用が高い=高収入になる。社会に出てからの能力ではなく、学歴で決まってしまう世の中も、信用の取り方で決まっているように感じますね。信用の取り方が偏差値以外で見える尺度があれば、違う社会ができるようにも思いますが、なかなか難しいかな?というのが現状で。
逆に、学生時代に何か実績を挙げていれば(例えば、オリンピックでメダルを取った!とか)、仮にその人が偏差値が低くても信用は高くなるので、高収入が見込めてくるのではないかな?と思う。一発逆転があるとしても、何かしら信用を持った人になりそう。
お金持ち=信用の高い人=大きく社会貢献している人
以前に僕は、以下のような記事を書きました。
この中で、『仕事とは社会へ貢献すること』とまとめました。
仕事は、結果的にお金(=信用)を稼ぐことになります。また、お金持ちの人でも、仕事で大きなお金=大きな信用を稼ぐ人が多いと思います(そうでない人ももちろんいると思いますけど(苦笑))。
[土塔えんじ:いったん、CMです]
で、それはすなわち、
大きな信用を稼いでいる人=大きな社会貢献をしている人
に他ならないんですよね。
大きな信用を稼ぐときの注意点
この辺、僕自身がとくに大きな信用を稼いでいないので(苦笑)、想像の域でしかないのですが、
大きな信用を稼ぐ=大きな責任がある
のですよね。
また、人はそれぞれ責任に対するキャパシティがあって、実際、大きな責任を重く感じてしまって潰れてしまう人もいると思います。お金持ちになるには、その責任を果たせるキャパシティを持っているか、あるいはそれを育てるか?そうしないと身が持たないのですよね。
でもって、日本と言う国は少し残念な思想があって、
お金持ち=ズルく稼いだ人
と思う人が少なからず居ます。実際、ズルく稼いだ人もいるんでしょうけど、お金持ちの多くは大きな責任を果たしている人であってとても優秀な方なんだと思う。でも、ネット上なんかで不必要に叩かれたりしてますよね(苦笑)
スマホのお陰で、ネットが急速に進んでいる現在、お金持ちになるにはそれらの思想に対する耐性も重要になってくるんだろうな・・・と思います。
我が子への言葉
お金とは信用を形に変えたもの。お金持ちになるには、大きな信用(=社会貢献)が必要になる。ただ、大きな信用を得ると、それに比例した責任も果たさないといけない。そういうキャパシティの大きい人になろうな。